小学校教師、しおちゃんマンの心筋梗塞闘病記です。(2008年7月〜8月)
午後1:00から3:00の一番暑い時間帯に久しぶりのテニス。思っていた以上に体のきれがよく、満足してプレーを終えることができました。
テニスを終えて帰宅のために駐車場へ。ここで急に胸が苦しくなり思わずしゃがみこんでしまいました。さらには呼吸も激しくなり胸の痛みも出てきました。
自分で勝手に「熱中症だ」と判断し、車のエンジンをかけてエアコンをつけ、しばらく休んでいようと思いました。しかし胸が苦しくて5分も座っていられずに駐車場のコンクリートの上に転がり出てしまいました。
これはただごとじゃないと自分で携帯で119番。「火事ですか?病気ですか?」と聞くので「病気です」と答えました。ところが次の言葉が出てきません。偶然に一緒にテニスをしていた方が通りかかったので電話をかわってもらい救急車を呼んでもらいました。
次に自宅に電話。奥さんには「熱中症になった」「過呼吸状態」「救急車を呼んだ」と知らせ、あとでまた連絡することを伝えました。
しばらくして救急車が到着。ベットに乗せられ救急車の中に入れられたのですがなかなか出発しません。どうやら日曜日ということもあり、医者が足りなくて処置ができないという理由で「たらい回し」状態になっていたようでした。
30分から40分くらいたったでしょうか?6件の病院にことわられ、7件目でようやく受け入れてもらえることになりました。ただ、かなり遠くの病院でした。
救急車の中はエアコンがついていて涼しいはずなのですが異常に汗が出てきました。また、胸が痛くて両腕もしびれていました。声もかすれて話すことができません。救急隊の人たちの会話によると、かなり血圧も高くなっているようです。200という数字も聞こえてきました。
これはただの熱中症ではない。いったいどうなってしまったのか……。不安な思いで受け入れ病院に着きました。
受け入れてくれた病院の若いお医者さんはどうやら専門外らしく、しきりに首をひねっていたのが印象的。
心電図は多少乱れているものの大きな乱れはなかったようでした。後から考えると、このこと(心電図に大きな乱れがなかったこと)が心筋梗塞であるという診断が遅れてしまった原因になりました。
声が出ないということを伝えると、大動脈解離の可能性があると言われて心臓のスキャンも受けたのですが異常なし。
そしてくだされた診断は「足の静脈瘤にたまっていた血栓(血のかたまり)が肺に入って、それをどうにかしようと心臓が必要以上に動いて負担がかかった」ということ。
そんな漫画みたいなことがあってたまるかと思い、信用できなくなって、その医者は一泊してもいいと言ってはくれたのですが帰宅することにしました。
千葉市のモノレールに乗ってJRに乗り換えて〜…、というふうに帰ったのですが、駅の階段の上り下りがきつかったです。今から思うとおそろしいことをしていたわけです。
帰宅後、栄養をつけようと鰻を買ってきて食べました。追いつめられると変な行動をするという一つの例かも。
そして床に入ったのですが、胸が苦しいのと両腕がしびれていて眠れませんでした。
しかしその時は、「明日になったらきっとなおっている」と思っていました。