7月29日(火) カテーテル治療

この日は、15:00からカテーテル治療。

カテーテル治療とは、右手首の動脈から針金の管を心臓の冠動脈まで通します。

そして針金が、つまっている冠動脈までいきついたら、先についている風船を膨らませて血管を広げます。

最後に血管の上下を鉄板で補強するといった治療です。

冠状動脈というのは心臓に3本走っています。そのうちの1本(背中側)が完全につまっていました。そして、2本目もかなり細くなってしまっていることが、治療中の医師の会話からわかりました。

そして今回は、とりあえずつまっている動脈だけを治療することに。

ところが、つまっている部分にはかなりの量の血栓がたまっていて、管を通すのが難しかったようです。そこで、今度は血栓を掃除機のように吸い込むカテーテルに交換して血栓を除いてから通すことになりました。

1時間ちょっとかかったのでしょうか?無事に治療が終わりました。

心筋梗塞の原因

治療後モニターで詳しく心臓の血管の様子を見せてもらいました。そこで、自分の心臓の血管はここまでボロボロになっていたのかと大きなショックを受けました。

心臓を養う血管はつまっていたり、極端にほそくなっていました。また、血管内も血栓がたまって、デコボコになっていました。

今回は1本だけ通しましたが、今後どの血管がつまってしまうのかわかりません。

さて、どうしてこんなふうになってしまったのでしょうか?

一つは、高い血糖値と悪玉コレステロール値。さらには昨年まで吸い続けていたタバコ

二つ目が、強度なストレス

三つ目が、寝不足食生活の乱れ

これらが原因で、血がドロドロになり、血栓をつくり、動脈硬化を生み出し、血管がつまってしまうということ。

また、倒れてからすぐに治療ができていたら、心臓の筋肉のダメージはもう少しおさえられたかもしれないということでした。

動脈硬化をもう少し詳しく

動脈は、心臓から全身に酸素や栄養たっぷりの新鮮な血液を送る血管です。つまり、体の重要な生命線と言えます。

動脈は、弾力があり、血液がスムーズに流れるように内壁がなめらかです。

動脈硬化とは、血管が厚く硬くなり、内壁にコレステロールなどがたまって血液の流れが悪くなる病気のことです。進行すると脳や心臓などに様々な障害を起こし、生命に関わる危険さえあります。

動脈硬化は、加齢と共に進行します。この進み方は、よく汽車のスピードに例えられます。このスピードを決めるのは、生活習慣です。汽車は止まることはないので、スピードを遅くするためにも、自分の生活習慣をもう一度見直す必要があります。