7月28日(月) 入院

大丈夫だという「安心」を得たくてこの日は大きな病院へ。

大丈夫だということが確認できれば、31日からの大分での全生研全国大会に出かけるつもりでした。

病院は「千葉市立海浜病院」。

自宅から3kmで歩いても行ける場所。東京湾の海岸通沿いにあり景色もきれいなところ。

千葉市立海浜病院

前の日に「足の静脈瘤が原因ではないか」と言われたので、心臓血管外科に申請したのですが、たまたま休診日だったので循環器内科へ。

そこでなんと4時間にわたって(9:00〜13:00)検査を受けることに。内容は、

採血、血圧、レントゲン、心電図、超音波。

検査が終わって、午後からやっと診察。そこでくだされた病名は「急性心筋梗塞」。

心臓を養うために血をおくっている3本の冠状動脈のうち1本がつまっており、心臓の一部がダメージを受けて、筋肉が部分的に死んでいるということ。

かなり危険な状況で、この場ですぐに入院してほしいということでした。

多少胸は苦しいものの「たいしたことはない」と、たかをくくっていただけに、かなりのショックを受けました。

そしてその時に頭の中をかけめぐったのは、自分の体のことではなくて仕事のこと。これからどことどこに連絡しなければならないのか等々、そんなことを考えていました。

すぐに携帯で自宅と仕事関係に連絡。

連絡が済んだら、すぐに車いすに乗せられて、ICU(集中治療室)へ連れていかれました。

ICUと聞いて、あらためて自分の病気の重さを自覚しました。

心筋梗塞と狭心症の違いは?

さてここでマメ知識。

心筋梗塞と狭心症とはどう違うのでしょうか。

まずは心臓についての基本的な知識を。

・心臓は手の拳ほどの大きさをしており、胸の左側にあります。

・心臓は一分間に60〜80回の収縮を繰り返し、血液と共に全身に必要な酸素や栄養を送っています。

・心臓自身は、三本の血管によって栄養を受けており、これを冠状動脈といいます。

○心筋梗塞とは
冠状動脈の狭い部分に血栓が形成され、詰まってしまい心臓の筋肉が壊死(死んでしまった状態)した状態をいいます。

○狭心症とは
心筋梗塞の一歩手前で、完全に詰まってはいませんが、詰まりかけた血管がけいれんをおこすことで、発作がおこります。