小学校教師、しおちゃんマンの心筋梗塞闘病記です。
入院は一週間。(結果的に10日間になった)
その後、自宅療養2週間という診断。
この日は高熱と頭痛が続いていました。食欲もなく、血圧も高かったです。
さらには、寝たきり状態のうえ、点滴や心臓モニターのコードが体中についていて寝返りが打てず、腰の痛みも限界。さらには、カテーテル治療の時に管を刺した右手首の動脈の痛みも激しい。
頭痛は血管を広げる薬が原因のようで(脳の血管も広がってそれが頭痛の原因に)、その薬はこの日でやめることになりました。
この日は、5mを二往復するリハビリ。なんなく合格したので、この日から歩いてトイレに行けるようになりました。
実はそれまでは、車イスでないとトイレに行けなかったのです。つまり、トイレのたびに看護士さんを呼ばなければなりませんでした。その必要がなくなっただけでかなり気分的に楽になりました。
今まで血圧についてはなんの問題もなかったので、知識もいいかげんでした。今回このようなことになり、血圧についても気にするようになりました。
まず、血圧とはいったいなんなのでしょうか。
血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを血圧といいます。
心臓は、ポンプのように毎分60〜70回ぐらい、血液を血管へと押し出しています。
心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかります。これが収縮期血圧(最高血圧)です。
一方、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力がいちばん低くなります。これが拡張期血圧(最低血圧)です。
ちなみに、[収縮期血圧]と[拡張期血圧]のどちらが高くても、高血圧といいます。
水道のホースに水を流すとき、水を多くすれば、ホースはぴんと張りつめた状態になります。これが、高い水圧がホースにかかっている状態です。
また、どこかでホースを押えつけて通りにくくすれば、水の量は少なくても、そこからうしろのホースはやはり張りつめた状態になります。
これと同じように、血圧も、心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)とで決まってくるということです。
血管を流れる血液の圧力が高くなると、つねに血管に刺激がかかって、動脈(酸素を届ける血管)が傷みやすくなるのが、大きな問題なのです。
それと同時に、血液を高い圧力で送り出しているのは心臓ですから、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなります。
つまり高血圧は、血管や心臓に障害をもたらすということです。
ちなみに血圧の正常値は成人の方でだいたい、最高血圧が130mmHg以下、最低血圧が85mmHg以下と言われています。