10月12日(日) 病院の風景

病院に隣接しているT中学校。実は本当は私の母校になるはずだった中学校なのです。ところが急に近所に新しい中学校ができて、結局私は新しい中学校にいくことになりました。昭和40年代はこのように次々と学校も建ち、日本全体が勢いのあった時代でした。

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ここの病院は私が小学生の時から「国立病院」と呼ばれていた病院です。確かその前は陸軍病院だったのではないだろうか。その関係でまわりに戦時中の建物が当時はまだ残っていて、私達子どもは少し恐いというイメージを持っていたように思います。

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ここの病院の看護士さんは心筋梗塞で入院したK病院の看護士さんたちよりも若い人たちが多いです。そしてそのご苦労は想像を超えるものです。私がいる病棟は寝たきりの患者さんが多いのですが、そういった患者さんの歯磨きやそれこそシモの世話まですべてやっていました。当然命の問題と常に隣り合わせですのでそのストレスたるや相当なものかと思います。お金のためだけでは続けられない仕事だと思います。

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毎日お世話になっているコーヒーの自動販売機。一応本格的な豆を機械内でひいておとすらしい。私が飲むのは、モカ、ブルーマウンテン、オリジナルブレンド。ブルマンのみ150円。他は100円。

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さて、11日の午後に二人部屋から四人部屋に移った。隣のご老人が夜中まで騒いでしまうのでその配慮かもしれない。また、もう一人の方がすぐに退院してしまって一人部屋状態が続いていたので贅沢だという声があがったのかも。ただ、自分としては同じ部屋に複数の方がいるとなぜか緊張してしまって眠れなくなる。大きな声が聞こえても一人だと落ち着ける。人付き合いはが下手で協調性がないというのが私の昔からの評価である。

目は時間とともに楽になってくるのが実感できている。さてそうなってくると今度は退屈との闘いになってくるわけです。