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6.子どもたちと「出会う」(4)〜教師自身が自らを解放する〜 7.おわりに □ 塩崎義明/雑誌「生活指導」1996年11月号掲載 □ |
7.おわりに 「子どもとのすれちがい」というテーマを与えられた時「これは教師論だな」という思いがありました。それでこのような論の進め方になりました。 四つの視点についても思いつくままに書いてきました。それぞれの実践例が適当であるかどうかはわかりません。ご批判いただければと思います。 今の時代ほど教師の生き方を外側からも問われている時代はないと思っています。「教師ってナニサマだ?」「オマエは何の権利があってぼくたちにあれこれ言うんだ?」「アナタに言われる筋合いはありません」……。子どもたちや父母からこのような声が我々教師に向かって発せられています。 しかし以外に私たちはそんな声に鈍感です。子どもたちのそんな声にももう一度謙虚に耳をかたむけて、教師としての生き方をもう一度見直してみようではありませんか。 といってもむずかしく考える必要はありません。 私がこれらの中で一番言いたかったことは、「もっと『教師』を楽しもうよ」ということです。そして「楽しくさせてくれない『力』に対しては断固として闘っていこうよ」ということです。 子どもたちはそんな教師の生き方そのものについてきてくれるのではないでしょうか。そんな生き方そのものの中に子どもとの真の「出会い」があるのではないでしょうか。そんな私の思いがこの文章で伝わってくれればと思っています。 □ 塩崎義明/雑誌「生活指導」1996年11月号掲載 □ |