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●意欲的に作るためには
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各学校が意欲的にホームページを作っていくためには、以下の二つの環境が必要だと考えています。 (1)校内(地域・保護者も含む)体制の整備。 まず、校内体制について考えてみます。 学校まかせ、担当者まかせでは、その負担が大きくて続かないということだけでなく、学校ホームページ作りの大切な意味を見失ってしまうのではないでしょうか。 そこでまず、校内に学校ホームページ作りを推進する組織をつくる必要があります。そしてその組織は、職員だけでなく保護者にも呼びかけ、一緒になってホームページ作りを進めていくことがよいと思います。 そういった意味で、T小のネットボランティアの活動は私たちに大きな教訓を残してくれています。 T小では、ネット関係に詳しい保護者と担当教師とが一緒になって、毎月一回の活動で学校のネット環境整備を進めています。また、こういった共同作業の過程で、学校づくりの様々なことについても相互理解を深めています。また、ネットボランティアの日常的な活動はメールで行っているので、集まるための時間をつくる必要もありません。そして何よりも、教師自身がネットについて大いに学べることが意欲につながっていくのだと思います。 学校ホームページ作りを意欲的に進めるための二つ目が、市のネット環境を再考してほしいということです。 U市の現在の学校ホームページのシステムは、どの学校もトップページが同じで、その準備された範囲の中で作ることになっています。最初の説明会でこの件に関して疑問を述べたのは、以下の理由からです。 (1)トップページを統一することは、各学校のデザインやコンテンツの創意工夫の幅を狭めることであり、意欲が半減するのではないか。 (2)学校事情により、当面ホームページ作りは見送る学校があってもいいはず。それを統一した形にすると、意図はなくても作ることを結果的に強要してしまうばかりでなく、それぞれの学校側も他校にあおられる形になり、ホームページ作りそのものが負担に感じてしまうのではないか。 その説明会での私の疑問に対して、「誰もが簡単に作れるシステムが必要である」という答えをいただきましたが、簡単に作れるからどんどんホームページが作られていくわけではないことは、最初に述べた通りです。 私としては、教育委員会は一斉に作ることを進めるのではなく「作ることを保障する」というスタンスが大切なのではないかと考えています。具体的には、それぞれの学校にサーバーを与えるとか、ディレクトリを準備する、ということだけでよいのではないでしょうか。 ちなみに東京都の場合を調べてみました。たとえば都立高校の場合、 小学校の場合も、たとえば江東区の場合、 このように、作ることは強要はせず保障する……、そして一方で学校ホームページの意義を大いに学び合い、それぞれの学校づくりに生かしていけるように指導していく…、これが教育委員会にお願いしたいスタンスであり、私たちが意欲的に取り組める環境づくりではないでしょうか。そしてそのためであれば私も個人的に大いに協力していきたいと考えています。 |
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このエッセイは、平成15年度U市教育研究協力委員会議研究報告(平成16年2月)としての下書き原稿です。下書きであっても無断引用・転載を禁止させていただきます。 |