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エッシャーの作品から物語を書いてみる(小6国語)

(作品例_1)
 私はある家を訪ねた。その目的の人はアパートの2階に住んでいるらしい。  
 そのアパートにはエレベーターが無いから階段でのぼった。階段の入り口にはドアがあった、私はドアを開けてみた。暗かったし人もいないし、気味が悪くなった。こんな所、早くぬけてしまおうと階段を急ぎ気味でのぼった。
「へんだな、2階までのぼるのって、こんなに時間がたって、こんなに疲れるんだっけ。」
 私はしばらくしてそう思った。
 私は階段が何かまだ気づかずにのぼり続けた。 
 さらにしばらくして私はかなりばてていた。少しふらっとした時にかばんの中から鉛筆が落ちた。そしてその鉛筆は階段をかなりのスピードでころがっていった。
「鉛筆1本くらいどうでもいいや。それよりつかれた。少し休もう。」
と休もうとした瞬間、さっき落ちた鉛筆が前から転がってきた。私はぞっとした。 
 すごくあせってもとの道(?)を走っていった。
 でも、目の前に何かある。よく見たら、さっき飲んでいた水だ。その時思いついた。その水の入っているペットボトルを真ん中にあいている穴に投げた。コーン!!頭に何か落ちてきた。投げたペットボトルだ。もうだめだと思い、目をギュッとつぶって、丸くなった。
 しばらくして目を開けてみた。階段の入り口のドアが目の前にある。
「え!?」
と思ってうしろを振り返ってみた。見覚えのある場所。……。
「もどれたんだ!!!」
そう思い、アパートのところをもう一度見てみた。さっきのドアがない!!!私はこわくなり、急いで家に帰った。
 
(作品例_2)
 私は不思議な話を友人に聞いた。
 それは、修道院に不思議な階段があるということ。
 そして私はその階段が気になったので修道院にそっとしのびこんだ。
 すると、すぐ自分の前に一番上まであがっている階段があった。
 それもその階段だけ、すごく汚れていました。
 しかし私はその階段をのぼってしまいました。
 するとあっというまに、その友人から聞いた不思議な階段に着いたらしい。
 そして私はその不思議な階段をそっとのぼってみた。
 しかし、普通の階段といっしょで、動いたりしゃべったりしない。
 私は不思議な階段じゃないなと思い、おもわず駆け足でのぼってしまった。
 しばらくすると、自分がのぼっている階段がとてもおかしいことに気づいた。
 それは、この前からのぼった階段は、自分がいた位置にはもどらなかったはずなのに、この階段は、すぐに自分がいた位置にもどってしまう。だから私は、
「キャー!」
とさけんでしまった。
 するとたまたま友人がかけつけた。
 そして私はこの不思議な階段にきたわけを話し、すぐ修道院の入り口にもどり方を教えてもらった。
 私はもう、この不思議な階段に行きたくないなと思った。

(作品例_3)
 私は朝起きて、お母さんに、
「早く起きて来なさい!もうこんな時間よ!!」
と言われた。
 そして私は、いやいや起きて、部屋のドアを開け、階段を下りていった。
 そして下の部屋でお母さんが、
「早くしなさい!!朝ご飯食べる時間もなくなるわよ!!」
と言った。
 私はちょっとムカッとしながら、いそいで階段を下りていった。
 でも、どうしてなのか、お母さんの居る部屋に着けないのです。
『おかしいな…??』
と思いながらも、
『もう少し下りれば着くかな??』
と考え直して、がんばって下りてみました。
 でも、やっぱりお母さんのいる部屋にはたどり着けません。
 私はあきらめて座り込みました。
 するとどこからか声がして、
「フッフッフ−…。どうだった…??」
『だれ??』
「これからは、ちゃんと親の言うことをきくんだぞ!!」
 すると、夢のように私の周りから階段などが消えていった。
 そして気がつくと、朝ご飯を食べているところだった……。

(作品例_4)
 私がもし修道院に住んでいたら……?
(先生)「さぁっ!!今日もトレーニングを始めるぞ!!」
(みんな)「はい!!」
と、あの階段へ…。みんなだまってのぼりつづけている。
「……」なんでこんなことするのだろう…。先生の言いなりになって…。みんなバカげている…。どうしていいなりになんかなる?そんなふうにするなんて…と、そう思いながら私は上でやっているみんなをながめている。
 でも、こんなこと言っている私だって、前はのぼっていた。
 あんなことがあるまでは……。

「よしっ!!はやくいこーぜ!!」
友人が言う。
「あ〜うん。」
 そうして私も友人についていく。コツン!「?」なんだ?私が上を見ると…、何もない。下を見ても何もない。だれも何もしてない。みんな無言と思いきや、一人だけ肩をふるわせてクスクス笑っている。「?」みると、そいつは私の友人だ。右手に小さな石を持っている。
 そして私はいいことを思いついた。大急ぎでさっき友人に当てられた石のところに走っていき、そこに落ちてた石を投げた。
 すると、たちまちあたりは大混乱!!様子を見に来た先生が、私たち二人を叱りつけた。先生は、「お前らなんか、修道院に必要ない!!」なんて言われた。
 それから私たち二人は、いつも悩んでいる。
 下と上で。