[戻る]
しおちゃんマンの1年生日記[2月編]
2/3水
●欠席が多くて
3日はかぜで5名の子がお休みでした。健康観察でもかぜをひいている子が多かったので、体育は中止にしました。そのことを告げると、子どもたちは一瞬「エーッ!」と不満の声をあげましたが、理由をていねいに説明してあげて、今度機会があったら、今日の分の体育をやるからと話をすると「ハイッ」と恐いくらいに素直に返事されてしまったので、逆に驚いてしまいました。
また、外遊びのあとは、みんなでうがいをしたり、教室の換気にも気を使いました。
2/4木
●抜き打ち避難訓練
今日の休み時間は、子どもにしらせないで行う避難訓練でした。といっても、あるかもしれないことや、こんなときにはこうしょう、といった指導は前の日にしておきます。時間は10:30。しおちゃんマンは、教室にいました。教室にはソウタロウ君とマサヤ君の二人だけ。あとは、外で遊んでいました。
緊急放送がなりました。校舎内には聞こえましたが、校庭をのぞいてみると、ほとんどの子が遊んでいます。放送が聞こえないのでしょうか?今度はもう一度校庭専用の放送で緊急放送が流れました。今度は聞こえたらしくて、校庭の子どもたちも動き出しました。
緊急用放送の不備でしょうか?これを機会に整備しておいて欲しいです。子どもたちの命にかかわることですから!
1年生はやっぱり私がいないと心配だったらしくて、私が校庭に行くと、みんな泣きそうな顔をして駆け寄ってきました。
2/4木
●かっぱかっぱらった
谷川俊太郎の「かっぱかっぱらった」の詩を、自分たちで持ってきた手作りの楽器をつかって読みました。楽器は、ペットボトルの中に小石を入れたり、せんたく板をこすったり、みんないろいろ工夫しています。
かっぱかっぱ らった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた
かっぱなっぱ かった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきって くった
「ことばあそびうた ワン」(アリス館)より
2/6土
●10人欠席
6日(土)は10人も欠席してしまいました。教室が広くなってしまって、寂しい感じがしました。これでは授業になりません。前日の5日も7人欠席で、午前中で下校になりましたが、この日も1時間くりあげて11:00に下校になりました。月曜日はみんな来てくれるかなあ。
2/8月
●たいへんだ!
「たいへんだ」をテーマにして、五七五でつないでいく作文をやってみました。なかなかリズムがわからない子がいましたが、手拍子などでリズムをとってあげるとすぐにわかりました。
たいへんだ しおちゃんマンが ねつだした
たいへんだ かさこじぞうが ふえちゃった
たいへんだ かさこじぞうが ゆきまみれ
たいへんだ しおちゃんマンが しかられた
たいへんだ となりのうちが 水びたし
たいへんだ ライオンかったら たべられた
たいへんだ 空からほしが おちてきた
たいへんだ やすみがおおい 4組だ
たいへんだ しおちゃんマンを おこらせた
たいへんだ かべにらくがき おこられた
●匿名の電話&手紙
最近学校に匿名の電話や手紙か多いようで、校長先生がかなり神経質になっています。
ついに今日の朝の打ち合わせで、校長先生がそれらの手紙を読み始めました。内容は、マラソン大会の順位がなくなったことに対しての批判と、その時のお汁粉がなくなったことに対しての批判でした。
匿名でしか意見できない理由をMLのみなさんからいただきました。私なりに整理してみると、
1,学校に対して批判することで子どもに影響があるかもしれないから。
2,父母の間で浮き上がってしまう心配があるから。
3,意見を受け止めてもらえないので、感情的になって。
4,必ずしも自分の意見に自信がないとき。
こういったことを考えていくと、確かに名のれない気持ちもわからないではありません。でも、言いたいことだけ言って、名前もなのらずに切るのは、いたずら電話と一緒です。それに、差出人のない手紙には返事も書けません。つまり匿名の意見から新しい何かが生まれることの可能性はゼロではありませんが少ないということです。私もそういった電話をとったことがありますが、不快感だけが残りました。
ただ一方で、そんな方法でしか学校とコンタクトがとれなくなってしまった学校と地域との関係について、学校も反省しなければならないとも考えています。
父母のみなさんの声をしっかりと受け止めるシステムをつくるべきだと思いました。いや、受け止めるのではなく、一緒に協議していくシステムです。その部分がたりなかったことは、大きな反省点です。絶対に改善していくべきだと思いました。
また一方で、匿名でしか意見が伝えられない層の学校参加への保障といった視点も大事かなと思い始めています。どういった形がいいのかなかなかイメージはわきませんが、匿名であることが前提の場を、逆に保障することで、いたずらとか感情論とかのレベルを超えることができるのではないかと思ったわけです。
●クラス解体論
職員室では、そろそろ来年度の異動の話や、何年生を担任するかの話でもちきりになる時期です。私の妻(小学校教諭)は、この時期になると市内の知り合いの先生同士との長電話が始まります。内容はやはり、誰がどこの学校に行きそうだとかいう異動の話と、来年度何年生を担任するかの話です。
#口の悪い息子は、「ババーネットワーク」などと言ってます。(笑い)
うちの学校ではまず希望を書きます。だいたい第3希望まで書いて、あとは校長先生がその希望票にそって一人ひとり面接をして決めていきます。
最近は、高学年と1年生の指導がむずかしくて、1,5,6年生の希望がなかなかいないことと、2年間続けて担任することもむずかしい状況が広がっていて、どの校長先生も頭の痛いところてす。
ちなみに、うちの学校では、子どもたちは1〜2年、3〜4年、5〜6年と持ち上がりクラスです。
さて、そんな状況の中で私は、1年間でクラス解体をしてしまった方がいいという考えを持っています。担任の交代はもちろん、子どももクラスがえをするべきだと……。いや、すでにそうならざるをえない学校が増えてきているのではないでしょうか。
しかしあいかわらずこの考えに反対の声も多いのです。つまり、教師と子どもたち、子どもたち同士も2年間かけてじっくりと人間関係を作るべきだとか、毎年変わると落ち着かないといった意見です。
1年間でクラス解体をした方がいいと思っている理由は、最近の全国の教室は、子どもも、教師も、父母のみなさんも1年間の人間関係の中で、少なからずトラブルを経験し、そこで心の傷を作ってしまっているからです。心に傷を持ったままの2年間は長すぎます。
・子ども同士の関係で子どもが受ける傷
・子どもと教師の関係でそれぞれが受ける傷
・教師と父母のみなさんとの関係でそれぞれが受ける傷
・父母のみなさん同士の関係で受けてしまった傷
・学年の先生同士で作ってしまった傷。
これらの関係での心の傷は、以前は簡単に修復・回復できたものですが、最近はそれぞれがずっと自分でその傷を抱えたまますごして何かの拍子に急に爆発するといった傾向を持っています。
簡単に修復できない原因は、それぞれがその傷を癒す場がないからだと思います。普通は、それぞれの別の人間関係の中で、自分が受けた傷を癒すものです。そして、別の場で癒しているうちに、その場で受けた傷なんかどうでもよくなってくるってことがよくあったし、そういったことが大切だと思うのです。
ところが最近は、そういったことがなくなってきているようです。つまり、人間関係が極端にせまく、小さくなってきているということです。特に最近の子どもは、教室以外の子どもと遊ぶ機会って、学年があがるにつれて少なくなってきているのではないでしょうか。そして教師も父母も子どもたちも、そういった傷を癒せぬまま、モンモンとしながら日常をおくっているのが現代ではないでしょうか。
しかし1年でのクラス解体は、それまで受けてきた傷をいやしつつ、あらたな人間関係を生みだしてくれるのです。確かにクラスを変えたところで根本的な解決にはならないのではないかとも思います。しかし、一つのきっかけにはなるのではないでしょうか。
それでは、クラス解体をしないで、担任だけ変わることについてはどうでしょうか。私はそういったケースも、せめて担任だけは1年間で変わるべきだと思っています。
先に書いた理由の他にも、教師と子ども、父母の関係がうまくいっていたとしても、子どもたちになるべく多くの先生と出会っていろいろな視点でのものの見方を身に付けて欲しいと思っているからです。
また、担任の先生との関係がうまくいかなくなってしまった時に、もはやそれをフォローするだけの力が今の学校と地域の間に残っているとは思えないのです。もしそれができていたら、「学級崩壊」などは起こらないはずですから。
●緊急連絡
2月5日の欠席が7人/32人になってしまい、給食終了後すぐに下校になってしまいました。
下校させるように言われたときに、
「電話で連絡をまわさなくていいんですか?」
と教頭先生に聞いてみたら、
「そんな中途半端なことはやめてくれ…という声が保護者からあるのでやらなくていいです」
と指示があったので、保護者がそういっているのならとその指示に従いました。
すると翌日、やっぱりというか、なんというか……、お二人の方からご意見をいただきました。内容は、やはり事前になんらかの形で連絡してほしいということでした。家を留守にしていて、子どもがずっと外で待っていることになってしまったそうです。
一方、こういったケースでは連絡網を使わないでほしいという意見の理由は、何人先にかけてもいないなんてなると不愉快になるとか、まわせなかったことに対して文句を言われたことがあるとか、その日急に決まった下校の時には連絡網は機能しないしさせ るべきではないとか、いつかかってくるかどうかわからない電話 にいつでも対応できるようにするなんて無理だとか、親がいなかったらどうするかはたとえ1年生でも家庭で決めておくべきだとかの意見です。
これらの意見の方を受け入れたということは、けっこうこういった意見が多かったのかもしれません。
前の日までに連絡できればいいのですが、今回のように急に2割を超える欠席があったりすると、前の日までに連絡、というのはなかなかむずかしいです。
子どもにとって、家庭にとってベストの方法がみつかるといいのですが……。
●六年生を送る会の出し物
六年生を送る会の1年生の出し物ですが、いろいろ悩んだ末、6年生が運動会でやってきた団体演技を順に1年生が実際にやって紹介してみようということになりました。そこで、当時からのビデオで彼らがやってきた団体演技を調べてみると、
1年生の時…ねこバスダンス
2年生の時…親子ソーラン
3年生の時…荒馬
4年生の時…みかぐら
5年生の時…ミルクムナリ
6年生の時…組体操
でした。けっこう、和風ものが多かったんですねえ。(笑い)
演技時間は、10分以内ですのて、もちろん全部は無理。そこで、
・1年生の時の「ねこバス」を歌で紹介。
・5年生の時の「ミルクムナリ」を踊る。
・6年生の時の「組体操」を、1年生ができる範囲のことをコミカルに演出する。
といった感じになるような気がします。さっそくシナリオを作って少しずつ練習しようと思います。
●出し物シナリオ
ということで、教師の学年会で以下のようなシナリオを作りました。( )には、あとから子どもたちの名前を入れます。番号は、何組の子どもがやるのかの番号です。時間は10分です。
〜流れ〜※一人がフロア中央に集まる。1年生の方をむいて…。
(1 )みんな〜!はじまるよ〜〜〜〜〜っ!
(全員立つ) 歌「ねこバスダンス」
(2 )さて、この歌は6年生にとっても関係のある曲です。
(3 )何の曲かわかりますか?
(4 )答えは、ねこバスダンスです。
(1 )6年生のみなさんが、1年生の運動会で踊ったダンスの曲です。(2 )思い出してもらえたかなあ。
(3 )6年生といえば、こんな踊りもあったね。
(全 員)ミルクムナリ!
〜ミルクムナリ〜
(4 )んんんっ、すごいおどりだねえ。
(1 )すごいおどりだねえ。
(2 )むずかしかったねえ。
(3 )むずかしかったねえ。
(4 )むずかしそうと言えば、
(全 員)組体操
(1 )1年生の挑戦だ!
〜6年生の組体操〜
(全員立つ) 歌「思いでのアルバム」
(2 )6年生のお兄さん、お姉さん、
(3 )中学校に行っても、
(4 )がんばってね〜!
(全 員)がんばってね〜!
●続・下校のさせ方について(学級通信 NO.181下書きより)
先週のように、準学級閉鎖として急に下校させたことについて、いろいろご意見をいただきました。またそのことについての「しおかぜ」の記事についてもご意見をいただきました。その後、直接お話をしに来ていただいたりして私もいろいろ考えさせられました。1時間も外で待たされてしまった子もいたと聞きました。やはり直接話に来てくれることが一番いいですね。ありがとうございました。
下校のさせ方については、私は個人的には「しおかぜ」に書いたように、急な下校の時には連絡網をまわすべきだという考えを持っているし、今までの学校でもそうしてきました。
しかし、あの時の学校からの「まわさないでください」という指示になんとなく従ってしまったのは、私自身も子どもたちの安全を本当の意味で軽く考えていたからだと思います。反省しています。「なんとなく…」がいけなかったです。
今後、こういった時には、子どもたちの安全を第一に考えて、ベストの方法を考えていこうと思っています。申し訳ありませんでした。
#あの時は、連絡網をまわさなかったので、学区をまわったりしてみるのも一つの方法だったかもしれません。
さてそこで、教頭先生に次の3点をお願いしておきました。
1)あらかじめ早帰りが数日後に予想される今回の時のようなケースでは、事前にこういった、早帰りがあることを手紙で全校に知らせた方がいい。今回は、予想できたと思うので。
2)予想ができなくて、急に早帰りになった時には、まわらなくてもとりあえず電話連絡をするべきである。
3)以上のことを、次回のPTAの運営委員会で話して欲しい。
以上、報告いたします。
●文部大臣様(学級通信NO.179より)
8日のニュース23で有馬文部大臣は、学級定数をすぐに引き下げない理由を次のように言っていました。その内容にびっくりです。
1)すでに、日本の学校は教師一人当たりの子どもの数は19人くらいになっている。
2)45人から40人に減らしたが、だからといって教育がよくなったとは考えられない。
3)子どもたちは、友達がたくさんいた方がいいという子もいる。
4)学級定数を引き下げるのか、教室につく先生を増やすのか、どんな方法がいいのか、分析・ 検討中である。
学級定数の問題を平均人数で考えるなんて……アゼン。
T小学校では40人ギリギリのクラスがあります。一方で過疎化で悩む学校があります。それらを一緒にして、19人平均だから日本の学校は一クラスの人数は少ないと言えるなどと、本気に考えているのでしょうか。
また、45人から40人にすることと、40人から30人にすることとは、まったく意味が違います。そんな子どもでもわかるようなことをどうしてテレビで堂々と言えるのでしょうか。それに この間、教育がよくならなかったなどと言っていますが、それはこの間文部省が、どんどん教える内容を増やしながら難しくしていったことが原因であることは明らかです。だから子どもたちはこの時期にどんどん習い事や塾に流れていったんじゃありませんか!
政府としては教育がある意味で市場化し、成果があったかもしれませんが、一方でいじめの問題や不登校の問題が吹き出したのです。なのに、40人に減らしたけど教育はよくなっていない、だから30人にしてもよくなるとは限らないなどと、よくもまあ言えたものです。
3)については、怒る気にもなりません。教室にお友達がたくさんいた方がいい?と子どもに聞けば、いいと答えるのはあたりまえじゃないですか!今そんなことを問題にしているのではないのです。あきらかに問題のすりかえです。
4)については、学級定数を引き下げて、しかも教師を増やすんです!どっちがいいかではなく、どっちもやるんです!塩崎流に言えば、教師だけでなく、その他の職種の人間もたくさん配置するんです!そういった行政努力をまずしてほしいのです。
本当はやりたいけど、教育にまわってくるお金がないとはっきり言ってしまえばいいんですよ。だから「各地方自治体ではご自由にどうぞ。でも国からはお金は出さないよ」っていうやり方にしたんでしょ。それを誤魔化そうとするからこうやって無理が出てくるんです。
最近いい意味でも悪い意味でもバランス感覚がついてきちゃった塩崎ですが、この文部大臣の発言には久しぶりに胃液沸騰でした。私の仲間には、子どもにナイフをつきつけられたり、精神的に病んでしまったりしている人が何人かいます。そういった現状を学校や家庭だけのせいにするのは、いいかげんにしてほしいものです。
●パソコンの勉強(学級通信NO.183 より)
16日と17日、コピュータ室でパソコンの勉強をしました。16日は、教育委員会から指導補助の方も来てくれました。
#たぶん民間の方?
3学期は、フロッピーに保存することと、印刷することを身に付けてもらいたいと思っていました。
まずハイパーキューブ2というソフトのペイント機能を使って絵を描きました。しかし、学校のパソコンはウィンドウズ3.1というやつで、ソフトをさがすのに一苦労です。
#私はマッキントッシュという機種を使っていますので、使い方が違うので、私も覚えるのに一苦労です。
さて、お絵描きが終わったら、一人ずつにフロッピーをあげました。パソコンは二人に1台なので、順番に保存していきます。
ところが「保存」という漢字が読めないことに気がつきました。「保存」と書いてあるところをクリックしなさいと言っても漢字が読めないので大変でした。
次に、保存するための画面が出てきたのですが、今度はドライブ設定のところにアルファベットが書いてありました。またまたこれで一苦労。それでもなんとか保存できました。
ところが終わってからサポートの人に「ひらがなにすること…、できるんです」と教えてもらいました。だったら早く言ってよ!と思いましたが、絵顔で「そーですか、ありがとうございました」と答えました。
2日目は、前日に書いた絵につけくわえて描いて、上書き保存の練習をしました。印刷もやってみたのですが、時間の関係で数人しか印刷ができませんでした。なにしろパソコン2台にプリンタは1台ですので。
もしおうちにウィンドウズのパソコンがあって、このファイルがひらけるおうちは、フロッピーを持たせますので、家でも開いてみてください。
●鬼ごっこにこだわる
今日の体育で新しい鬼ごっこをやりました。
1)2チームにわかれる。
2)1チームが盗賊団、1チームが警察隊。
3)盗賊団が隠した黄金のボール(黄色い硬式テスボール)を警察隊がみつけるというストーリー。
4)場所は校庭がよい。
5)警察隊が100数える間に盗賊団は、黄金のボールを校庭のどこかに隠す。6)100数えたら警察隊出動。
7)警察にタッチされたらじゃんけん。
8)負けた方はしゃがんで、仲間にタッチしてもらうまでその場でしゃがんでうごけない。
9)しかも盗賊団は、黄金のボールのありかのヒントを言わなければならない。
10)黄金のボールが見つかったり、どちらかが全滅したらゲームオーバー。役割を交代する。
私が鬼ごっこにこだわるのは、特に低学年から中学年にかけて、子どもたちの中にドキドキする体験をさせることで、自律神経や前頭葉が発達して欲しいという願いがあるからです。
ということで、私は今年度の体育の最初の10分間は必ず鬼ごっこを取り入れることにしています。そのせいかどうかはわかりませんが、教室はとても落ち着いた雰囲気です。(^^)V
私が進めている鬼ごっこなどのゲームを紹介したページは、私のページの以下のところにあります。
◆「走りまわり」系のゲーム
●リフトはつかない?
16日の職員会議では、久しぶりにたくさん発言しました。以下の3つのことです。
一つは、リフトの件。エレベーターをつけてほしいという要望があるわけですが、校舎の構造の問題でむずかしいとのこと。だったら階段にリフトをということで話が進んでいると思っていたのですが、どうやらつかないことがわかりました。理由は消防法の問題だと言うのです。リフトをつけると、階段がせまくなって、消防法にひっかかるとか……。本当かなあ…。
二つ目は、体操服のことです。私のクラスからブルマをハーフパンツにという声が出ていて、教頭先生からは了解したみたいな答えをだしておきながらこれまで何もしていなかったことと、アンケートをとるというけれど、いったいどんなアンケートをとるのかわからないことです。
三つ目は、ジェンダーの問題で、今年度の運動会で男女混合のレースをしたところ、父母から批判が出たんです。つまり「なぜ男の子と走らせるのか。女の子が不利だ」とかの意見です。そういったことを父母と話し合っていくことなしにいろいろな改革は無理ではないかということ、そしてその話し合いの場をどこにもうけるつもりなのかということです。
結論からいうと、どれも納得のいく答えは得られなかったのですが、言い続けていかないと何も動いていかないと思うので、これからもどんどん意見していきたいと思っています。
●自分の思い通りに?
どうも最近の子どもは、なんでも自分の思い通りにいくものだと思い込んでいるふしがありますね。それで、そうはいかない場面にぶつかるとパニック状態をおこしてしまうのです。
たとえば、私の教室では給食の時間はグループで食べるわけですが、その机のかため方はそれぞれのグループにまかせています。子どもたちは向かい合わせになったり、コの字になったりして食べるわけですが、その並べ方でもめるわけです。もめるのは大いにけっこうなことなのですが、もめごとがおこった時に、今日はA君の考えにしたがうから明日は僕の考えを採用してねとか、二人の考えのいいところを合わせてみようとかいったことができるように学んでほしいのですが、それ以前の問題として、すぐに泣き出してパニックをおこしてしまうわけです。
がまんを最初に学ぶのは3歳までの子育てだと言われています。つまりねっころがってダダをこねる時期です。その時期に「なんでもあなたの思い通りにはいかない」ということを教えて欲しいわけです。その場をおさめるために、ついつい子どものいうことを何でも聞いてあげてしまってはこなかったでしょうか?
●反応しようよ
今、他からのなげかけに対してきちんと反応することを意図的に指導しています。
たとえば、今日の3時間目に市の図書館からストーリーテリングに来てくれたんです。今回で3回目になって、最後のストーリーテリングでもあります。
それで、その先生が最後に「1年間どうもありがとう」と言っているのに、子どもたちは何も言わないんです。というよりも、「言えない」といった方がいいと思います。なんと反応していいかわからないのです。
その状況を見てがっかりしてしまいました。いったいこの1年間何を教えてきたのかと思ってしまうわけです。
でもここで深呼吸して、もう一度こんな時にはこういうふうに言うんだよと教えました。
(2/19金)
●また欠席が…
22日にまたまた欠席が5名に増えてしまいました。授業を進められないし…、折り紙でおひなさまを作ったりしました。
(2/22月)
●授業参観のネタ
25日の最後の授業参観の授業をどのように進めるかで迷ってます。以下のアウトラインは決まってます。
・班対抗のクイズ大会形式にする。賞品のしおちゃんマンカードも用意する。
・机だけにして、児童は立って授業。父母も自分の子どもの班に入る。
・クイズの内容は、ことばあそびを中心に進める。すなわち教科は国語。
そて次の中から選んだり、一緒にしたりしていこうかと思ってはいるのですが…。
[内容]
1)五味太郎「いっぽんばしわたる」の授業動物達がどのようにわたるのか、どんなことばが入るのか、クイズ形式にしながら進める。
※「保護者参観授業を盛り上げる 国語科とっておきのネタ」/(明治図書)野口芳弘・横田経一郎編著 より
2)「まさかさかさま」の授業※これはオリジナル
・ゾウくん パンくうぞ。
・サイさんて うたう てんさいさ。
発問クイズ
Q:この二つの文の秘密は?
A:さかさまに読んでも同じ。
以下のようなものもあることを紹介する。
・目もかわいいわ カモメ。
・るすに カバをバカにする。
・このライオン おいらの子。
Q:まさかさかさまことばを作ってみよう!
んんんっ、これはむずかしいかなあ。
3)五七五ゲーム
・教師はアタマの五音を考えてかくしておく。
・それぞれの班は、最後の五音を発表する。
・教師は隠しておいた頭の五音を発表。
・頭の五音と、自分たちが発表した五音とがつながるような七音を考えて発表する。
●なかなおり
ある男の子が私のところら来て、
「せんせい、席を変えて欲しい」
と言いに来ました。どうやら班の中のだれかとけんかしたらしいのです。そこで、
「1回けんかしてくらいで席をかえるのはねえ…、けんかというのはなかなおりできるものだから、今日1日なかなおりできるようにがんばってみなよ」
と言いました。
帰りの会が始まる直前に、またまたその子が来て、
「せんせい、なかなおりできたよ」
とほうこくにきました。
「けんかしたあとのなかなおりっていうのは、けんかするまえよりなかがよくなってるもんだよ」
と言ってみると、
「うん、そんな感じがする」
と、ニコニコしながら戻っていきました。
(2/22月)
●マルバツ
生活科の時間に、子どもたちに○×を教えました。3分の1の子どもたちが知らなかったので、覚えたら本当に楽しそうにやっていました。
続いて、○×の土俵を使って、簡単なミニビンゴをやりました。○×の表に1〜9までの数字を書きます。私は、1〜9までの数字を順不同に言っていきます。あとは普通のビンゴとルールは同じ。すぐにビンゴして、何度もできるのが低学年向きです。
ビンゴした人は紅白帽子をかぶっていって、最後にのこってしまった人は「尻文字」の罰ゲーム。
#たろう君の「た」はどうかくの?
#こう書いて、こう書いて、こう書くの!
という歌詞をみんなで歌って、
「#こう書いて、こう書いて、こう書くの!」
のところで、「た」のひらがなをお尻をふって書きます。
続いて、たろう君の「ろ」はどう書くの?〜というふうに続けます。ところが罰ゲームなのにみんなやりたがって困りました。(^^)
(2/23火)
●教師批判
MLで、教師という仕事に対してかなり厳しい批判をいただきました。プロ意識がない、世間知らずで常識がないといったようなことです。
25人学級実現のための運動をしているわけですが、その過程でも「教師が楽をしたいからではないのか」という意見をもらうことがあります。このことからもわかるように、今私たち教師と父母・住民のみなさんとの距離はかなり遠いというのが現実です。
しかし私は、これから父母のみなさんと一緒になって新しい学校づくりを進めていくのに、これらの批判を乗り越えることって、とても大切なことだと思っています。
いや…、違うかな?一緒になって学校づくりを進めていく中でこれらの批判をのりこえつつ、お互いに理解しあっていけるのかもしれません。いずれにしても、これからの学校づくりのキーワードは、子どもと父母と教師の三者協議による学校運営だと考えているのです。
まず、大切なことは、私たち教師はこれらの批判から目をそむけてはいけないということだと思います。また、反発するだけでもいけないと思うのです。きちんと受け止めて、誤解がある部分は理解を得ながら、それでも改善していかなければならないことについては、積極的に改善していくといったスタンスが必要だと思っています。そして、具体的な行動や取り組みの中で、協同していくことができればいいなあと思っています。
●おならうた
谷川俊太郎詩集「わらべうた」の中から、「おならうた」の授業をしました。
まず詩の全文視写。
いもくって ぶ
くりくって ぼ
っていう詩です。
#ここに全文を書くのは、著作権の関係でまずいのかな?
#ということで、2行でストップ。本当はもっと続きます。
次に、班でリズムをつけての読み合わせ。
暗唱できるまで練習します。
そしてふりつけ。
最後に発表会です。(^^)
ふりつけがおもしろくて、大笑いしてしまいました。
(2/25木)
●懇談会(学級通信NO.189より)
授業参観&懇談会、ご苦労様でした。
授業は、このクラスで最後の授業参観なので、楽しみながら言葉のおもしろさや不思議さに気がついて欲しいと思って、オリジナル授業に取り組んでみました。『まさかさかさま動物回文集』と『いっぽんばしわたる』という絵本を使いました。五七五ゲームもおもしろかったですね。
さて懇談会ですが、自分でも「この学校に来てから、お母さん達への話し方が下手になったなあ」と感じています。自分でも何を言っているのかわからないし……、何度も同じことを繰り返すし……。
以前の勤務校では、学期に1〜2度は私も茶話会に参加したりして、父母のみなさんと親密になっていたので、スラスラ話ができたのですが、この学校に来て、そういったことがなくて、父母のみなさんと話ができるのは、年に3回ですから、どうしてもうまく話ができないのかもしれません。…で、なさけなくて、ちょっと落ち込んでいます。私の方から伝えたかったのは以下のことです。
#これからは、学校(教師)と父母のみなさんが一緒になっ
#て学校を作っていく時代です。お互いに不信感を持ちあう
#のはやめて(特に担任の先生を応援して)、一緒になって
#子どもたちを育てていきましょう。
たったこれだけを言うために、いろいろ余計なことを言い過ぎたと思っています。申し訳ありませんでした。
さてみなさんの方からは下記の3点について意見が出されました。
1)体操服の件は、この日に配ったようなアンケートを実施する前に、体操服についてどう思っているのかの声を十分に集めるべきではなかったか。
#おっしゃる通りです。
2)急に下校させた件について。
・ある程度早帰りが予想される時には事前に連絡をしてほしいこと。
・それでも急な下校の時は、連絡をまわしてほしいこと。
・連絡がまわらない時などの配慮として、連絡網そのものを工夫していくこと。(たとえば、連絡がつかない時間帯を書いておくとか…)
以上の内容を、次回の運営委員会の時に意見として出してみること。
#私の方からも、もう一度お願いしてみるつもりです。
3)学習発表会等がなくなることについて
・個人的には、父母のみなさんと進めてきた行事をなくしたり、大きな変更を加えていく ときなどは、話し合いを持つべきだと考えています。ただ、この学校はそういった話し合いの場をどこでおこなうのかが明確でないので、明確にしていくべきだ
・ただ、五日制にかかわって、授業時数がカットされていく中で、こういった形での行事がなくなっていくことについてはご理解いただくしかないのかもしれません。寂しいことなのですが。
・1年生では、3月3日(水)の3校時に体育館で最後の練習をしますので、もしよろしかったら、ちょこっとのぞいてみてください。
また、PTAに声を届けるのには、職員室前のホットラインを利用したり、運営委員会便りを読むことで、活動内容が見えてくるといった意見も出されました。
確かに、本校のPTAは、システムにおいては他校のお手本になるくらい充実しています。 なにしろ、本も出ているくらいですから。私も若い時に、そT小のPTAの活動が紹介された本を読みました。もっとそういったことを利用していくことも大切ですね。
(2/26金)