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文章を書く時の三つの方法

 研究サークルでの実践レポートや論文、雑誌の原稿などを書くときは、しおちゃんマンは、次の三つの方法をとります。

(1)テキストエディタを使う。
(2)ポストイットを使う。
(3)マインド・マップを使う。

 (1)が簡単な文章、(2)(3)は長くて、自分にとって書くのが難しい文章の時に使います。

●テキストエディタを使う

 私はMacを使っています。テキストエディタは「Jedit」です。Win機では、 メモ帳でいいと思います。まず、以下のように打ち込みます。(すでに定型を用意してあります)(論文やエッセイの場合)

タイトル

1.問題提起と結論
(1)課題、テーマについて
(2)結論1
(3)結論2
(4)結論3

2.結論1についての理由・説明

3.結論2についての理由・説明

4.結論3についての理由・説明

5.まとめと今後の課題等

 もちろん内容によって、多少形は変わっていきますが、しおちゃんマンの文章は(まとまった文章は)基本的にはこの形になっています。
 実は、講演も、上記の形が基本にしています。講演の時には「理由・説明」のところに具体的な実践例をたくさん盛り込んでいくわけです。

 結論を先に書いてしまう理由は、読む人が、読みのスタンスを決めやすいのではないかと考えたからです。

 また、テキストエディタは次のように使う場合もあります。これは事項で説明する「ポストイット」を使う方法と似ています。
  まずタイトル(テーマ)から連想する言葉を思いつくままに、順不同で書いていきます。たとえば、「学校選択制」というテーマで文章を書くとします。その時はまず「学校選択制」という言葉から連想できる言葉をどんどん打ち込んでいくのです。

学校間競争
教師とのトラブル
学力競争
私立学校介入
途中転向
選択基準
不適格教員研修制度
教師リストラ



 次に、これらの言葉を並び替えたり、まとめたりして文章にしていきます。パソコンだから、コピー&貼り付けを繰り返せば簡単にこういった作業ができるわけですね。

●ポストイットを使う

 上記の方法をポストイットを使うと、より機能的に作業を進めることができます。さらには、最初に提起した定型にそって貼り付けていくこともあります。

●マインド・マップを使う

 最後に。マインド・マップを使う方法です。
  マインド・マップとは、セントラルテーマとよばれる中央のテーマから連想できる事柄を放射線状に図式化していく思考方法です。以下に、私自身が作成したマインド・マップの写真を公開しておきました。初公開です。f(^^);;汗

 こういったマインド・マップを作成後、その図をもとにして文章を書いていくわけです。詳しくは、下記の書籍を参考にしてみてください。

『これが驚異のマインド・マップ放射思考だ!!』(トニー・ブサン著/田中孝顕訳/騎虎書房)
『マインドマッピング』(ジョイス・ワイコフ著/吉田八重訳/日本教文社)

(つづく)