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イミ、ワカンナ〜イ(03.6.27)

若い人を中心に「イミ、ワカンナ〜イ」という言い方がありますね。

上記を直訳すると「意味がわかりません」ということですが、上記のように使うと、ひどく「突き放した」「攻撃的な」イメージがあります。

つまり、「自分が意味がわからないのは、オマエのせいだ」という意味にも聞こえてしまいます。
もっと言えば、「自分に意味をわからせないあなたはダメな奴」と聞こえてくるときもあります。

そして、さらに冷たく突き放したいい方として、「意味不明!」という言い方がありますね。

 #他の人から言われると、嫌な気持ちになるのに、自分でも時々使ってしまいます。反省しています。
 #突き放しているのではなく、相手に甘えているという見方もできます。自分は何もわからないから、もっとわからせてよ!っていう甘え方ですね。
 #いずれにしても、私にはどうしてもそこに主体的な姿勢が見ることができないのです。

それにしても、こういった言い方からも、「相手の気持ちを考える」「相手の言わんとすることをわかろうとする」といったスタンスがなくなってきていることがわかりますね。

「こんな言い方をしてはいけない」と、「言葉狩り」をするということではなくて、このような言葉づかいが広がっている人間同士の関係性に目を向けていきたいと思います。そして、もっと主体的に相手の気持ちをわかり合おうとするスタンスを日常的に持ちたいものですね。

たとえば、相手の言っている意味がわからなかった時、「自分の聞き方が悪かったので、申し訳ありませんがもう一度言ってもらえますか?」といったスタンスにたった言い方ってできないでしょうか?

ふと、そんなことを思ってしまいました。

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