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今年度(平成14年度)は、6年生の担任になりました。 この学年は、5年生の時は3クラス編成でした。 子どもたちは始業式の朝、昇降口に掲示されたクラス編成表を見て、自分が6年何組になったのか知ることになります。そして子どもたちはその名簿を見て、一喜一憂していました。 思えばこの学年は、「ボーダー学年」と言われて、3クラスになるか4クラスになるかで毎年大変な思いを繰り返してきました。そういった意味で、子どもたちや保護者の方々には、本当に毎年心配をかけてしまっています。 特に子どもたちには、一年間でやっとクラスの雰囲気や友達にも慣れた頃にクラス替えということで、かわいそうな思いをさせてしまい、申し訳なく思っています。 しかし、しおちゃんマンは何事もプラスの方向で考えていくことにしています。たとえば今回のケースでは次のように考えました。 小学校6年間で、安定した持ち上がりでくると、クラス替えは2回になるわけですが、えてしてこのケースは、クラス内だけの友達関係になりがちなんです。その点この学年の子どもたちは、クラスを超えての友達関係が比較的できているのではないでしょうか。 また、そのことを生かして、学級単位だけでなく、学年全体を見通した指導もやりやすくなってくるのではないでしょうか。 そこで、始業式終了後6年生全員が体育館に残り、6名の学年教師(担任4名、少人数推進委員1名、介助教員1名)が自己紹介をしてみました。 つまり、学年教師6名(音楽の先生を入れると7名)全員で子どもたちを見ていく体制をとっていきたいというメッセージを子どもたちに伝えたつもりです。 なお、文科省のみなさんには、以下のことをぜひお願いしたいと思っています。 上記に書いたように、6年生は121名で4クラス編成(一クラス30-31名)ですが、5年生は120名で3クラス編成(一クラス40名)でスタートです。 わずか一人の差で、一クラスの人数が10名も違ってくることの矛盾を文科省のみなさんはどのように考えているのでしょうか? 教育的環境がなかなか整わないで、その結果教育がうまくいかないと、それを現場や教師の資質の問題だけにしてきたスタンスをぜひ改善していただけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。(ペコッ) 学級定数を早急に現行の40人学級から30人学級にしていくこと。 これが今の日本の学校に活力を与えることになるというのが、しおちゃんマンの主張です。 (02.4.11) |