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今年(小6)の教室の朝は、やけに静かです。 最初は、一クラスの人数が10名少なくなったからだと思っていたのですが、どうやらそれだけではないようです。 朝の会では私がギターを弾いて歌を歌っているのですが、子どもたちは、ボーッとしていてほとんど声が出ません。 健康観察では、名前を呼ばれた時に、具合が悪くなければ「ハイ、元気です」と答えるのですが、「元気です」と言いながら、ちっとも元気がありません。 ところがこれが、10:00くらいになると、だんだん元気になってきます。 家庭科の学習で、朝の生活について学習しましたが、目覚めがすっきりしていたり、朝ご飯がおいしく食べられたりする子がほとんどいないこともわかりました。つまり完全に睡眠不足です。 これは笑えない話でして、このままでは学習に影響するだけでなく、健康を維持できなくなってしまいます。 日本は長寿国であるといいながら、今の子どもたちが大きくなる頃には、長生きができなくなるという話を先日聞きました。これは、食べ物に関わっての話でしたが、それに加えて「慢性的な睡眠不足」ですから、とても心配です。 そこで、子どもたちの生活をできるだけ「朝方」に近づけてみることを提案します。 これはもしかしたら、今の子どもたちの「ムカツキ」症候群と無関係ではないのかもしれませんよ。 もう少し子どもたちの様子を見ながら、こういったことについても考えていきたいと思っています。 2002/4/17 |