2000年５月２７日（土）の運動会での４年生のダンスの演技の紹介です。

　本校では、今年度から、これまで９月に行われてきた運動会を５月に行うことになりました。新しい学年・学級がスタートしてまもない時期での運動会であることと、準備期間が短いということから、これまでの「演技・競技を発表する運動会」から「子どもたちや保護者の方が自ら参加していく運動会」という指導課題をたててみました。

　発表型から参加型への運動会の中で、ダンスをどう位置づけるかは大きな課題です。そこで、４年生としては、以下の流れで指導を進めました。

1)子どもたちが興味を持ち、踊ってみたくなるような曲を選択する。 　●「モーニング娘。」の「恋のダンスサイト」を選曲しました。 2)空き教室において、休み時間にその曲を流し、自由に踊れる空間を作る。参加は自由とする。 　●他の学年の参加もあり、自然な形での「自主集会」になりました。 3)各クラスから、ダンスリーダーを選出し、その子たちをリーダーとしながら、ふりつけをまとめていく。 　●この時点で、昨年度踊った「よさこいソーラン」で使った「なるこ」を使用することも決まりました。 　●ダンスのタイトルも「よさこいダンスサイト」に決まりました。 4)運動会に向けてのダンスの練習も、ダンスリーダーの子どもたちが進めるように工夫していく。 　●ここはあまりうまくいきませんでした。リーダーの子どもたちとの打ち合わせが不十分でした。 5)衣装も、子どもたちから募集し、決定していく。 　●本来なら、全員から募集するべきだったのですが、ダンスリーダーの子どもたちだけから募集してしまいました。また、子どもたちの直接投票も考えていたのですが、時間的になかなかそこまで見通せないで、結局最終的には、ダンスリーダーの子どもたちからあがってきた作品の中から教師が選ぶという形になってしまいました。今後の大きな課題です。

　初めての試みで、成果もありながら、一方で課題も残りました。しかし、今までは何から何まで教師が準備をしてきたことを考えると、大きな第一歩だととらえています。

　当日のダンスの様子を写真で以下紹介いたします。