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'98年度秋季大運動会


1年〜6年全員で取り組む「全校大玉送り」。

9月20日は運動会でした。1年生にとっては小学校最初の運動会です。

 

 校庭や体育館では、朝早くから場所とりが始まります。アラームがかかっている体育館に入ってしまい、警備会社に連絡がいってしまったというハプニングもあったそうです。

 それにしても運動会には、「当たり前」と言われている中に、いろいろ不思議なことがありますよね。たとえば「万国旗」。あれはいったいなんなんでしょ。どうしてああいったものが飾られるようになったのでしょうか?それから「選手宣誓」。本校では校長先生が朝礼台に立ちますが、これは全国的に校長先生にむかって宣誓するのでしょうか?なんか変な感じがするのですが……。(下の写真左)

 

 今年度、保護者席に「カメラ席」を設けました。場所は個人走のゴール付近です。(上の写真右)以前、競技中でもグランドに入ってきてしまうといったこともあったそうです。そういったことからの工夫です。カメラやビデオは今や必需品。みんなが気持ち良く撮影できるためにはどうしたらいいのでしょうか。今後も引き続き工夫していきたい課題です。

 1年生の徒競走は「50メートル走」です。本部の前の直線コースを走ります。しゃがんで自分の出番を待っている時ってドキドキでしたよね。スタート地点でもまわりの声がきこえなくなるくらい緊張しました。ここで「50メートル走」にかかわって発行された学級通信を紹介します。

しおかぜ '98 1998.9.14(月)T小学校1年4組担任:塩崎義明発行 NO.78

走り方

 金曜日に「50メートル走」を走る練習をしました。
 本当は「位置について…、ヨーイ、ドン!」の仕方を練習したかったのですが、並ぶ順番でまた時間がかかってしまって…。本番までには、自分が何番目に走るのか、となりに誰がいるのかを覚えてほしいなあと思っています。

 さて、この日は実際に走ってみたのですが、子どもたちの走り方を見ていて、バランスよく、力強く走れる子が少なくなってきているなあと、ちょっと心配です。こういった傾向は年々強くなってきているような気がします。

 原因はすでにお気付きのように、今の子どもたちが外で元気よく遊ぶということがないからです。そして外で全力で走る経験が少なくなってきているからでしょう。

 またこのように、自分の体をコントロールする自律神経の発達が未発達なことは、最近話題になっている「キレる」問題と関係しているとも言われています。すぐにカッとしてみさかいがつかなくなることと、走り方が関係しているなんて思いもよらないことなのですが、心の問題は体の問題と密接に関係しているということなのでしょうね。

しおかぜ '98 1998.9.18(金)T小学校1年4組担任:塩崎義明発行 NO.81

流れ解散…

 50メートル走は4等以下は「流れ解散」です。
 3等までは、旗の所に並びます。

 職員間でも、4等以下もグランド内に並んで、みんなで帰った方がいいのではないかという意見もありました。現にそうしている学校もあります。4等以下の子に冷たいのではないかという配慮の意見です。しかし逆に、最下位だったのにいつまでもグランド内にいるのもかわいそうだという意見もあったりして、結局今年は流れ解散になりました。

〜以下略〜

 

 どの学校でも一番指導に力を入れるのがダンスや組体操などの演技です。
 また、その時の衣装もいろいろ工夫したりします。
 5年生は、子どもたち一人ひとりが自分でダンスのイメージに合わせて衣装を決めました。サングラスをしたり、顔にペイントをしたりして、V6の「夏のかけら」を踊りました。(写真左)
 1年生は、白いTシャツに自分たちで描いた好きなポケモンの絵。クラスカラーのマント(実はゴミ袋)、手首に同じくクラスカラーのブレスレットです。(写真右)

1998年9月21日(月)T小学校1年4組担任:塩崎義明発行 NO.83

小学校最初の運動会

 20日の運動会は、天気にも恵まれとてもいい運動会になったと思います。子どもたちにとっても、思い出に残るものになったのではないでしょうか。

 玉入れは、入場・退場の仕方が心配でした。ちゃんと円になってくれるかなあと思っていましたが、とても上手にできていました。それに、たくさんはいったのでびっくりしてしまいました。

 50メートル走は、放送機器が壊れてしまい、少し待たされてしまいました。でも、一人ひとりが一生懸命走っていたことに感動しました。

 ダンスは一番練習に時間をかけた演技でした。私などは、ああいったリズムや歌詞に、ついていけないのですが(笑い)、さすがに今の子どもたちはノリがいいなあと思いました。衣装もとてもかわいらしかったですね。

 他の学年の、演技や競技を見ることができたことも、子どもたちにとってはとってもよかつたですね。「すごい!」「かっこいい!」「ぼくもできるようになるのかなあ」……、そんな声も聞こえてきました。

 この運動会が、子どもたちをさらに一歩成長させてくれるものになってくれたらと思います。