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スーパーオリエンテーリング'98

3.さらなる衰退の中で
 私は2年前に学校を異動しました。(今年度の学級規模23クラス)それが今の学校です。
 来た当時は教師が中心となっての「児童会活動」(?)が盛んでした。集会委員会による毎月の集会もありました。しかし児童会役員がいないので、代表委員会担当の先生や集会委員会担当の先生がとっても大変そうでした。そしてその大変さを子どもたちに分担しているといったイメージの児童会活動でした。

 2年目の年、私が特活主任になり、まず集会委員会を廃止しました。教師が企画・準備する活動をなくしました。その代わり「自主集会」を呼びかけました。しかし、代表委員会を通しての自主集会は、私のクラスが1学期に呼びかけた「フリースロー集会」だけでした。

 3年目(今年度)は、その前の年まで行っていた「児童会祭り」(兄弟学級で出し物をする文化祭みたいな取り組み)もなくなりました。準備が大変で、日程がとれないことが理由でした。その結果、年間の児童会の行事は、

●1学期の「1年生を迎える会」
●2学期の「児童集会」
●3学期の「6年生を送る会」
○自主集会

だけになりました。自主集会は、図書委員会やPTAが自主的に本の読みきかせを進めていましたが、代表委員会を通しての自主集会はなかなか開かれません。自主集会といっても最初は教師からの呼びかけがないと子どもたちは開きません。ところが先生方は私も含めて、授業や他の行事をこなすだけで精一杯なのです。

 結局子どもたちの発議や企画による児童会活動は、2学期の「児童集会」だけになってしまったのです。

(つづく)