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9月4日(土) 【リコーダー】

 今年も校内音楽会が近づいてきました。本校の音楽会は保護者を招いて、各学 年の発表を中心に,職員の発表あり、PTAの発表あり、音楽部の発表あり、中学 校からのゲストありと、年間行事の中でも中心的な行事になっています。

 昨年 度の様子については、こちらのページをご覧ください。

 さて、しおちゃんマンは今年は3年生の担任です。3年生といえばリコーダー。発表もリコーダーの演奏を取り入れることになりそうです。

 ところで「リコーダー」って、どういう意味なんでしょうね。ウンチク好きな しおちゃんマンですので、さっそく調べてみました。

 すると、エリザベス朝の古語英語では、recordは「記録する」という意味と、 「小鳥のようにさえずる」という意味もあったようです。当時リコーダーで小 鳥に短いメロディーを教えることが流行していたことからも、小鳥のさえずり とリコーダーの語源は深く関っていると考えられるとのこと。

 子どもたちも、小鳥のさえずりのような音を出せるといいですね。

 ちなみに、リコーダーの名称は各国各地域や各時代によって様々で、一般に、 ドイツではブロック・フレーテ(木栓のついた笛)、フランスではフリュート・ ア・ベック(くちばしのついた笛)、イタリアではフラウト・ドルチェ (やわら かな音の笛)などと呼ばれているということでした。

9月7日(火) 【♪「パフ」を全員ふけるようにしよう!】

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 音楽会の合奏で、リコーダーを演奏し ます。曲は、「パフ」です。この曲を 全員が演奏できることを『クラスの目 標』にします。

※音楽会は、合奏と合唱の二つの発表を予定しています。 毎朝「チャレンジコーナー」を作りま す。その日にチャレンジしようと決め た人は、全員の前で一人ひとり演奏し ます。つっかえずに最後まで演奏でき た人が合格です。

 さて、これは『クラスの目標』ですから、早目に合格した人は、まだ合格して いない人に教えます。演奏の練習をきいてあげたり、指使いを教えてあげたり します。

 今回は、早くできた人が「良い」わけではありません。合格するために個人で どれだけ努力しているか、そして、クラスの目標達成のために、どれだけ行動 できるかを評価してあげたいと思っています。

※楽器を演奏することの評価については、音楽の時間に、この取り組みとは別 に評価してもらいます。 さあ、クラスの目標達成のためにがんばりましょう!

9月13日(月) 【♪「ドンマイ」を音楽会で】

 来月の音楽会では、「パフ」の合奏を一つ。リコーダーと、それぞれのパート の楽器で演奏します。

 そしてもう一つは、「ドンマイ」の合唱にすることに決めました。 「ドンマイ」は、一学期から教室で歌ってきた歌です。いろいろな失敗はある けど、みんなで「ドンマイ」と励ましあって、元気を出していこう、という歌 です。

 さて、ただ歌うだけではおもしろくないので、途中で寸劇(簡単な劇)を入れな がら進めていく予定です。そして手拍子や全体の振り付けなども考えています。

 今は、流れのイメージをつかむ練習を週に一回程度しています。来週から本格 的に練習していく予定です。「ドンマイ」は励まし合う歌ですから、まずは元 気よく声を出してほしいと思っています。どうぞお楽しみに。

9月14日(火) 【リコーダーがんばってます】

 ♪「パフ」を全員が吹けるようにしよう!というクラス目標に向けて、子ども たちは本当によくがんばっています。

 朝来たら、さっそく各自で練習しています。休み時間にも、しおちゃんマンを みつけて合格目指してチャレンジしています。他の学年の先生たちも 「3年生、リコーダー、すごくがんばってるね」 と、ほめていましたよ。

 13日現在の合格者は、14名/35名中です。最初に書いたように、大切なことはみんなで励ましあい、教えあうこと。合格 した人は、どんどん「先生」になって、まず自分の班の人たちを、そして次に は隣の班の人たちをと、どんどん教えあい・助け合いの輪を広げていきましょ う。

 音楽会の練習では、合奏の練習が本格的に始まりました。それぞれの楽器のパ ートをがんばりましょうね。そして、合奏の見通しがついたら、「ドンマイ」 の練習に入っていきたいと考えています。

9月30日(木) 【♪「ドンマイ」をがんばろう】

 音楽会に向けて、「パフ」の合奏の方は、どうにか見通しが持てるところまで きました。あとは、各自の楽器のこまかいところの注意事項と、全体で気持ち を一つにして合わせることの練習になると思います。

 リコーダーの方は、リコーダーが初めての3年生には少しむずかしい曲だそう ですが、子どもたちはとてもよくがんばっています。

 さて、昨日から音楽室で合唱「ドンマイ」の練習を本格的に始めました。曲に合わせて、手拍子や簡単な劇が入るのですが、子どもたちはそっちの方に 気をとられてしまって、どうしても「歌」の方がおろそかになってしまいます。 「中心は、劇じゃなくて、歌の人たちだよ」と指導していますがまだまだです。

  「ドンマイ」は、「失敗しても気にせずに前向きにがんばっていこう」と励ま しあう歌です。したがって、とにかく元気よく声を出してほしい歌なので、音 楽会まであと一ヶ月弱になりましたが、声を出すことをがんばってほしいと思 っています。

 なお、合唱の伴奏はS先生、ギター伴奏をしおちゃんマン,打楽器をS君とK君が 行います。

 明日の全校朝会で、各学年が、音楽会での自分たちの発表の紹介をします。こ ちらの方も、前に出る人を中心に、クラスが気持ちを一つにして、元気よく発 表して欲しいと思っています。

10月1日(金) 【全員合格おめでとう!】

 全員合格を目指してクラスで取り組んできた♪「パフ」のリコーダーですが、 9月30日に見事に全員合格しました。

 しおちゃんマンの予想では,10月上旬だと 思っていたのですが、さすがに美浜北小の3年生です。9月中に全員合格するこ とができました。

 最初に述べたように、この取り組みはリコーダーが上手になることはもちろん、それ以上にクラスがまとまることを目標に取り組んできました。最後の友だちが合格した時は、全員から「ヤッター!」と歓声があがりました。 自分のことではなくて、他の人のために喜べることって子どもたちにとっては 初めてなのではないでしょうか。逆に、自分ができたことに対して他の人が喜 んでくれる経験って、このクラスの子どもたちにとって、とても大切な経験だったのではないでしょうか。

 取り組み過程では、

・自らすすんで、友達に教えていた人。
・しおちゃんマンに言われて、友達に教えていた人。
・友だちには教えなかった人。

と、様々でしたが、全員合格した時には、間違いなく全員が喜んでくれました。

 こういった経験を積み重ねで、少しずつクラスがよくなってくれればと思って います。

 なお、リコーダーはまだこまかいところ(指の押さえ方など)がまだまだなので、 音楽の時間などで引き続き指導していきたいと思います。

 また来週、全員合格のお祝いの会として「風船バレーボール大会」を行います。

10月7日(木) 【風船バレーボール】

 7日(木)の1,2校時に、リコーダー全員合格のお祝いと、さらにクラスのチーム ワークをよくしていくために、「風船バレーボール大会」を開きました。 風船バレーボール大会は教室でもできる風船を使ったバレーボールのことです。 班対抗リーグ戦で行いました。

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作戦をたてたり、ミスしても励ましあったりの、子どもたちの姿が新鮮でした。

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 風船バレーボールの特徴は、ルールを自分たちでつくって進められることです。 今回は、「一回返しなし」「5回以内に返す」「一試合7分間」で行いました。 次回もしやるとしたら、今回のルールを、みんなが楽しめるためにどのように 変えていくのかが実践のテーマになります。

10月12日(火) 【体育館で練習スタート】

 今週からいよいよどの学年も体育館での練習が始まります。

 3年生は先週一回体育館で合唱の練習をやってみました。やはり教室や音楽室 と違って体育館は広いので、口を大きくあけて、声を前に出すようにして歌わ ないと、なかなか歌声が響きませんでした。

 また、「ドンマイ」は、あいまに簡単な劇を入れています。その劇とのバラン スやタイミングもむずかしかったです。3年生にしてみたら、少しむずかしか ったかな?と思っていますが、子どもたちはとてもよくがんばっています。 合唱の場所は、歌・劇・踊りを一体化したかったので、ステージではなくて、フロア(下の場所)で発表することにしました。ビデオ等の準備をされる方はご 注意ください。

 なお、合奏は、ステージとフロア、すべて使います。 発表は、学年の発表では3年生が一番最初です。そして発表は、最初に「ドン マイ」の合唱、続いて「パフ」の合奏の順で発表する予定です。 どうぞお楽しみに!

10月15日(金) 【合奏「パフ」の練習】

 木曜日に体育館で初めて合奏「パフ」の練習をしました。

 三場面にわかれていて、最初はそれぞれの楽器で演奏。続いて、リコーダーで演奏。そして最後にもう一度、それぞれの楽器で演奏、というふうに流します。

 むずかしいところは、まず自分で楽器を準備すること。そして楽器からリコーダーに、そして再度楽器に持ち帰るところです。時間はたっぷりとってあるので、あわてずに持ち替えてほしいと思います。

 また、体育館で演奏すると、どうしても一人ひとりの距離が遠くなってしまう ので、まわりの音が聞きづらくて、ついつい駆け足に(テンポが速く)なってし まう子がいます。特にステージでリコーダーを演奏する子は、要注意ですね。

 集中力とチームワークでがんばってほしいと思っています。 集中力を高めるためには、指揮の清水先生から目を離さないこと。そしてチー ムワークを高めて、心を一つにして演奏するためには、指揮者の先生を見るこ とはもちろん、いつもまわりの音を聞きながら演奏することです。

 学級目標の「一人はみんなのために」のテーマが、ここでも大切になってきま すね。

10月20日(水) 【目と耳と、そして心】

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 月曜日の4校時に体育館で 音楽会の練習をしました。最初に、「ドンマイ」の合 唱練習。前の週はとても上手だったので期待していたのですが、声がまったく出 ていませんでした。

  どうしたのかと思っていたら、やはりフラフラしていてまったく歌っていない人が何人かいたようです。もう一度、歌ってみましたがやはりうまく歌えませんでした。しかしここで わざと合唱の練習はやめることにしました。一回一回の練習の大切さをわかっ てほしかったからです。

 続いて「パフ」の合奏練習。やはり集中力がなくて、出だしを間違えたり、勝手にどんどん速く演奏してしまう人がたくさんいました。

 今はちょうど慣れてきた時期で、できるから大丈夫、とか、自分だけ声を出さ なくても本番はなんとかなる、という気持ちがみんなの中にあるようです。

 そこで、練習終了後、もう一度こんな話をしました。

 音楽会で大切なことは、「指揮者を見る『目』」「仲間の音をきく『耳』」、 そしてクラスの気持ちを一つにしていく『心』だよと…。

 目と耳はわかるような気がしますが、「心」ってなんなのでしょうね。どうす れば気持ちを一つにできるのでしょうか。

 実は、音楽会の取り組みでは、この「心」についてみんなにぜひ考えてみてほ しかったというのが、しおちゃんマンの願いだったのです。

 音楽会の取り組みは、リコーダー全員合格の目標から始まりました。このリコ ーダー全員合格の取り組みで大切だったことはなんだったのでしょうか。ぜひ 思い出してみてください。

 一学期にくらべて、教室はとても落ちついてきました。しかし、しおちゃんマ ンや友だちが話をしている時に、勝手に話し出す人や、調子にのって大声でお しゃべりをする人、そしてそれが友だちに注意されるまで止まらない・気がつ かない人がまだ少しいますね。しおちゃんマンがいなかった時の「英語」の授 業の失敗もそういうことでした。

 しかし、一人ひとりがみんなのことを考えて、そしてみんなが一人のことを考 えて生活することができれば、このような人はいなくなるはずです。

 そうです!一人がみんなのために、みんなが一人のためにと考え、行動する 「力」こそ、この音楽会の取り組みで、しおちゃんマンがみんなに身につけて ほしかった「心」なのです。

 その力をつけるために、音楽会では、いい目をして指揮者を見て、そしていい 耳をして仲間の音を聞きましょう。

 そしてそしてそして、自分の声が、そして えんそうが、みんなの心を一つにしていることを感じてみましょう。そうすれ ば、精一杯の声が出て、心を一つにした合奏ができるはずです。

 練習もあと2回くらいです。一回一回の練習を大切にして、練習でも、そしてもちろん本番でも、目と耳と心でがんばってほしいと思っています。

10月21日(木) 【共力(きょうりょく)】

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 土曜日に行われる、校内音 楽会の会場準備が整いまし た。 ステージには、各学年(単学 級なので各クラス)のクラス 目標が風船に書かれて掲示 されました。

  しおちゃんマンのクラスの目標は「一人はみんなのために、みんなは一人のた めに」なのですが、これでは長すぎで風船に書けないと言われたので、一言で 表す言葉を考えました。

 いろいろ考えて、「共力(きょうりょく)」という言葉を考えました。

 「協力」ではなくて「共力」にしたのは、「一人はみんなのために、みんなは 一人のために」を表現するのに、「共力」の方がイメージ的にピッタリくると 思ったからです。

 ただ、漢字のテストではこれではバツなので(笑)、子どもたちには説明しなけ ればならないかも……。

10月22日(金) 【明日は、♪音楽会】

 明日は、いよいよ「校内音楽会」です。

 一学期の保護者会でもお話したように、私はこの「音楽会」を一つの節目とし て、クラスのまとまりを作っていきたいと考えていました。

 そこで3年生は、この音楽会を、リコーダー全員合格の取り組みからスタート させながら、「クラスづくり」の視点を大切にして取り組んできました。明日はこれまでの練習の成果を出すことはもちろん、これまで培ってきたクラ スのチームワークで、ぜひ発表を成功してほしいと思っています。

 また、自分たちの学年のことだけでなく、他の学年の発表もしっかり聴いて、 そこからたくさんのことを学んでほしいと思っています。

 さらには、オープニングでの呼びかけや「小さな世界」の合唱、そして最後の 「ビリーブ」の全体合唱もがんばりましょう。

 プログラムでも紹介させていただいたように、3年生はプログラムNO.1です。 9:00からオープニングで、その後、すぐに発表しますのでよろしくお願いいた します。