海苔(のり)すき体験
<2001年2月6日(火)>
[校庭に干された海苔]
調度今の時期、有明海の海苔の養殖の問題が話題になっています。
そのことにも触れながら、まず浦安の海苔の養殖の学習をしました。
千葉県浦安は、昭和46年に漁業権を全面放棄するまで、海苔の養殖も盛んでした。
後半には、かなり機械化が進みましたが、それまでは手作業で
海苔をたたき、海苔をすき、海苔を干して、海苔づくりをしていたわけです。
その手作業の、海苔すき体験をこの日に行ないました。
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まず、生の海苔をたたきます。
たたく道具は、海苔包丁と呼ばれている大きな包丁と、
刃が2〜3本ついている、飛行機包丁と呼ばれている道具でたたきます。
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たたいてきざみ終わった海苔を、真水に入った樽に入れてかき混ぜ、
「海苔ます」というますですくい、「海苔す」の上に置いた枠の中に一気にあけます。
これがけっこう技術が必要で、子どもたちは、とても苦労していました。
この作業が、いわゆる「海苔すき」と呼ばれている作業です。
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そして最後は、すかれた海苔を「てんぴ」に干して、乾燥させます。
正式には、約3〜4時間干して、裏返して表側を約1時干すそうです。
実際に海苔づくりをしていた、ボランティアの方に教えてもらいましたが、
その方達は、1時間に350枚もの海苔をすいていたそうです。