海苔すき体験

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 2004年1月15日(木)は、郷土博物館で海苔すきの体験学習を行いました。学級PTA活動も兼ねていたので、保護者の方も参加して行われました。

 博物館のスタッフのみなさんや、体験学習の指導員のみなさんのお話を聞いて、浦安市がかつて海苔の養殖が全国的に有名であったことがわかりました。当時の航空写真を見ると、市内(町内)全域に海苔干し台が広がっていたことがわかりましたね。

 新しい発見もたくさんありました。養殖に使う道具も当時のものを実際に展示室で見ることができました。そして、海苔の胞子(赤ちゃん)は、カキの殻の中で育てるということも初めて知りました。

 

 また、海苔すきの日には、朝早くから…、というよりも夜中の1時、2時からのりをたたく作業が始まったことや、子どもも含めた家族全員で仕事をしていたことも知りました。農家でもそうですが、このように、子どもも含めた家族全員で仕事をするといったイメージを今の子どもたちがえがくことはむずかしいかもしれません。でも、そういった時代があり、今でもそういった地域があることを知ることは大切なことだと思いました。

 そんな海苔の養殖も、浦安市は昭和46年に漁業権を全面放棄して、終わってしまいました。あれだけ全域に広がっていた海苔干し台も、今では博物館の三台だけになってしまいました。しかし、手で海苔をすいて、天日干しをした海苔は日本一味がいい、と説明してくれたことがとても印象に残っています。

 以下、博物館のパンフレットと、当日撮った写真を使って、海苔すきの方法を記録しておきます。

(1)海苔をたたく
 海からとってきた生海苔を、たたき台にのせて、海苔包丁や飛行機包丁でたたき、細かくきざみます。

 

(2)海苔をすく
 きざみ終わった海苔を真水の入った樽の中に入れてかき混ぜます。それを海苔ますですくい、海苔すの上に置いた枠の中に一気にあけます。四角く、ムラのないように広げるのが難しかったです。

 

 

(3)海苔を干す
 すいた海苔を天日に干して乾燥させます。日の出とともに、裏側から干し、外れないように目串(めぐし)でとめて、約3,4時間干します。裏返して表側にし、約1時間ほど干すとできあがりです。すいた海苔は、その日のうちに仕上げてこそ良い製品となります。

 

 

(4)海苔をはがす(この工程は、時間の関係で体験できませんでした)
 干しあがった海苔は、太陽の光で表面はあたたかくなっています。海苔が冷えないうちに、はがします。冷えてしまうと海苔がはがれにくくなるためです。はがす時には、まず海苔のついている方を下にしておきます。海苔すの端を少し引っ張り、海苔の端を海苔すからはがします。はがれた部分に、はがし板をあて、海苔を押さえます。そして海苔すをはがしていきます。海苔は売り物ですので、上手にはがさないと値がつきません。はがした海苔は10枚一束(一帖)にして出荷されました。