はなさかももたろう

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(M君)
 ある日、はなさかじいさんが川へ行くと、モモが流れてきました。さっそく切ってみると、なんと中には赤ちゃんと犬が入っていました。
 赤ちゃんの名前は、桃太郎で、犬は、桃犬という名前にしました。
 ある日、桃太郎が桃犬と散歩をしていて、勝手に桃犬が変なところをほり始めました。
 桃犬がやっとほるのをやめたので、穴の中を見たら袋がありました。中身みると、中にはきびだんごが10個入っていました。それを持って、桃太郎と桃犬は帰りました。
 しかしそれを鬼が見ていたのです。鬼は、
「フフフ、あの犬は使えるぞ」
と言いました。
 桃太郎と桃犬が帰っているとき、鬼に桃犬を連れ去られてしまいました。
 それを聞いた、はなさかじいさんは、袋に入った10個のきびだんごを渡して、鬼が住んでいる鬼島へ出発しました。
 サル、キジを連れていきました。
 鬼島に着きました。鬼に会い、たたかいました。
 キジとサルは死んでしまいました。
 けれども鬼も死にました。
 桃太郎は、きびだんごを、サル、キジ、鬼の口の中に入れました。
 すると、生き返ったのです。
 鬼を仲間にしました。
 桃犬も取り戻しましたとさ。

おしまい

(ゆりさん)
 昔、昔、今から100年前、食いしん坊のおばあさんがいました。
 おばあさんが洗濯をしに川に行くと、桃をかじった小さなおじいさんがどんぶらこーどんぶらこーと流れてきました。
 おばあさんは、そのじいさんを拾って、自分の家へ持って帰りました。
 そしてじいさんが食べている桃を取り上げて自分が食べてしまいました。
 するとそじいさんは、いきなり踊り始め、おばあさんはどうすればいいのかわからなくなりました。じいさんは、
「ぼく、鬼退治に行くんだ」
と言ったので、おばあさんは、きびだんごを100個作りました。
「さあ、これを持っておゆき」
 こうして、じいさんは鬼ケ島に向かって出発しました。
 途中、犬が通りがかりました。そして
「きびだんごちょうだい」
と、100回言ってきたので、自分の食べかけのきびだんごをあげてついてきてもらいました。 途中、サルがとおせんぼをしてきました。
「きびだんごくれねーと、通してやんねー」
そう言ってきたので、じいさんは1mmくらいちぎってあげました。
 歩いていくと、1匹のキジがじいさんの頭の上にフンを落として行ってしまいました。
 じいさんは怒って、そのキジめがけて、きびだんごを投げました。
 でも、キジには当たらず、その近くにあった桜の木に当たりました。
 きびだんごは、割れてちらばり、桜のつぼみに当たりました。すると、桜のつぼみがいっせいに花になり、美しく咲きました。
 その様子を見ていたお殿様は、じいさんと、お殿様の娘を結婚させました。
 けれど、まだ鬼を退治していないので、鬼ケ島に行き、鬼を退治してからお殿様の娘といつまでも幸せに暮らしましたとさ。
 犬とサルはにがしてやったとさ。

おしまい