今年度から赴任した学校は、全学年単学級。担任している4年生は25名。3年生にいたっては、19名しかいません。小さい学校ですので、たとえば市内の陸上大会などでは、なかなかいい成績が残せず、今年度の陸上大会でも得点ゼロで最下位に終わってしまいました。
　そんなことが続いて、子どもたちも何か自信がなくしていたので、今年の6月に、浦安市少年親善スポーツ大会「10人11脚」に、担任している4年生の有志13名が参加してみることにしました。

(右の写真の22番が本校4年生チームです) 　参加チーム数は、28チーム。 　他校は5,6年生や、学年選抜チーム、さらにはミニバスケットの部活動チームや地域の野球、サッカーチームなどが参加した中、本校4年1組チーム(走れ一番星チーム)は、10秒9の自己ベストタイムで、見事18位に入りました。 　4年生で初出場、さらにはクラス単独チームでこれだけの成績を残せたことは、子どもたちの大きな自信につながったと思っています。 　レースは、予選１レース、決勝２レース走りました。

予選は、４０メートルを１分３０秒以内にゴールしなければなりません。途中で転んで止まってしまって、遅くなったりすると、予選で失格になってしまいます。子どもたちも最初のレースはドキドキのようでしたが、 １１秒３の自己ベストタイムで見事クリアー。 　決勝は、タイムの遅いチームから走ります。１１秒３のタイムは、１９位だったので、１０番目に走りました。決勝の１本目の時に、「２本できるから、１本目は少しペースをあげてごらん」とアドバイスしてみました。

　そしてその結果、１本目に見事１０秒９の自己ベストを更新することができました。

　２本目は、どのチームもタイムを意識して、転んでしまうチームが相次ぎましたが、「走れ一番星チーム」は、チームワークよく、きれいにゴールし、１１秒０のタイムを残しました。その結果、予選よりも一つ順位を上げて、１８位に入ることが出来ました。
　この日まで、昼休みを使って少しずつ練習してきました。最初は、２，３歩でバタン状態だったのですが、みんなで励ましあってここまできました。とてもりっぱだったと思います。子どもたちは９秒台を出したかったようですが、しおちゃんマンとしては、大いにほめてあげたいと思っています。

　ちなみに優勝したのは、Ｍ小の６年生で、タイムは８秒１。大会新記録だそうです。
　どのくらいのタイムを出せば優勝できるかがわかったので、来年は優勝目指してがんばると子どもたちは言っていました。
　このように前向きな気持ちが生まれたことがとてもうれしいです。