浦安市クリーンセンターの見学

〜2000年5月12日(金)@4年生〜

 

  

浦安市ビーナス計画のマスコット「クルンちゃん」(写真左)
右は、ゴミを撒き散らす
「グルンさま」
「クルンちゃん」の頭は、ゴミ袋がしっかりと結ばれている形をあらわしているそうです。
逆に
「グルンさま」は、きちんと結ばれていない様子の頭をしています
「クルンちゃん」は、浦安市の小学生のデザインが採用されました。


  

 2000年5月12日(金)に、浦安市クリーンセンター(再資源化施設)への校外学習に出かけました。

 無料で使用できる市のバスで行ったのですが、残念ながら市のバスは1台しか使えません。しかも4年生は3クラス。しかたがないので、1台のバスに往復してもらって、2回に分けて行くこと…、そして私のクラスが2つに別れてバスに乗り、1組、2組とそれぞれ一緒に学習することにしました。

 1組と一緒のグループ20人は少人数教育推進委員のT先生に引率をお願いし、私は2組と一緒に残りの19人の子どもたちとクリーンセンターに向かいました。  

  

 浦安市クリーンセンターは、ごみ処理施設と隣接しており、各資源ごみを選別・貯留・搬出するための設備機能備えています。また、リサイクルについての市民の理解、協力を得るために各種啓発・普及機能を一体的に備えています。

 この施設は、浦安市千鳥にあり、平成9年に着工、同11年3月19日に竣工しました。東京湾がすぐそこに見え、隣にはディズニーランド舞浜リゾート地域、そして遠くには富士山が見える美しい場所にあります。

 職員のTシャツには、「すててもゴミはなくならない」というキャッチフレーズが書かれていました。

 こどもたちは、ごみ処理場に行けばごみはなくなるものだと思い込んでいるようで、そうではないことをわかってほしいということでした。現に、ごみが燃やされたあとの灰は、お金を払って北茨城市に持っていっていることを教えてくれました。

  

 4Fの休憩フロアには、舞浜リゾート地区の第一ホテルから再利用としてもらいうけたという、豪華なソファや絵画が飾られています。再利用が徹底されていることを感心するとともに、浦安らしいなあと思いました。

  

 アルミ缶やスチール缶は、再びアルミ缶、スチール缶として生まれ変わります。

 出すことのできる缶は、ジュース、クッキー、缶詰などの飲料・食料品の缶に限ります。出すときは、缶の中を水洗いして、軽くつぶし、青色のケースに入れます。

  

 ペットボトルが、洋服やカーペットに生まれ変わることを聞いて、こどもたちはびっくりしていました。ただし、写真で紹介したマークがあるものに限るので、注意が必要です。また、ペットボトルを出すときには、ふたを取って、つぶして出すようにしましょうね。

 ちなみに、びんは、白いびん、茶色いびん、その他のびんというふうに分けられて、それぞれ再利用されます。出すことができるびんは、ジュースやジャムのびんなどの飲料・食料品のガラスびんに限ります。出すときは、びんの中を水洗いしましょう。また、せんやキャップは取りましょう。そして、びんは無色と有色に分けて出します。無色は青色のケースに、有色びんは、黄色のケースに袋などから出して寝かせて出します。

 また、紙は、

  古新聞新聞紙、週刊誌、印刷用紙

  雑誌ボール箱、絵本

  ダンボールダンボール箱、紙筒

 にそれぞれリサイクルされます。ヒモで結ぶなどして、生ゴミなどの可燃ごみと分けて出しましょう。

  

 クリーンセンター施設内には市民がリサイクル活動を実践する場としての「ビーナスプラザ」があります。

 フロアには、資源ゴミとして収集されたビンやコップを花瓶によみがえらせる「ガラス工房」、古着などの再生を行う「衣類リフォーム工房」、廃食油を利用し石鹸をつくる「石けん工房」、講座やセミナーなどの会場として利用する「多目的工房」、粗大ごみとして出された家具・自転車類を補修・再生していくための「家具・自転車再生工房」が配置されています。

 またリサイクルショップとしてもそれぞれの品が展示されていて、新品同様の家具が1000円や500円で売られていて、こどもたちはびっくりしていました。

 帰りは、「クルンちゃん」と、「グルンさま」が見送ってくれました。

 今回の校外学習で、こどもたちのゴミに対する意識が変わったように思います。とても充実した学習になりました。


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