ベーゴマ名人になろう(小学校3年)〜1999/11/1〜

※記事は、しおちゃんマンの日刊学級通信からの文章です。ナンバーは、学級通信のナンバーです。

 


ベーゴマ軍団大集合(1999/10/16 NO.115)
 とつぜんですが、しおちゃんマンは急にベーゴマがやりたくなりました。
 理由は、昔の浦安生活探検に行って、先生が子どもの頃の遊びを思いだしてしまったからです。
 いっしょにやりたい人は、ベーゴマとヒモを持ってきてください。しおちゃんマンが教えます。
 ベーゴマはたしか、ダイエーの1Fに売っていたような……。

ベーゴマのひものまきかた(1999/10/21 NO.119より)
 浦安の昔生活体験をきっかけにして、休み時間に、ベーゴマに取り組んでいます。なれてきたら、学年に、そして全校に呼びかけていくつもりです。つまり3−1を発信基地にして、全校に広げていきたいと思っています。
 ところが、子どもたちはなかなかひもがまけません。指先が思うように動かないのです。
 ベーゴマは普通のコマに比べて小さいですから、ひもをつまんで持ったりして、より指先の器用さが要求されるようです。
 また、やっとまけても、まきかたがゆるいので、強く回せません。いや、スッポヌケテしまう子がほとんどです。もう少し時間がかかりそうです。
 指先の動きが脳を刺激して、発達させることはいろいろな方面ですでに研究済みですが、昔の子どもたちはこのような遊びの中で、ごくしぜんに脳を刺激してきたのかもしれませんね。
 あと、ベーゴマの土俵の「トコ」(私の地域ではトコと言っていた)に使う布?が、なかなかいいのが見つかりません。
 最近の布やシートは、抵抗力が強くて、ベーゴマの勢いをずいぶん殺してしまいます。
 ということで、先週からスタートしたのですが、いまだにコマ同士の闘いが成立していません。(笑い)

1)ひもの先に、結び目を二つ作ります。
2)ベーゴマのオシリの中心に二つの結び目の中央がくるようにします。

  

3)二つ目の結び目にそって、時計と反対方向にまきます。
4)どんどんまいていきます。

  

5)ベーゴマが隠れるくらいまで巻きます。
6)まき終わったら、小指にひっかけます。

  

7)しっかりと持ちます。

       


昔の遊び(1999/10/25 NO.121より)

 ベーゴマ……、回せる子が増えてきました。時々ですが、対決らしきものも成立しそうなときがあります。ただ、回す勢いがないことと、トコ(ベーゴマの土俵)のシート(しおちゃんマンが家から古いカーテンを持ってきた)の摩擦が大きすぎて、なかなか相手をとばすところまでいかないのが残念です。


ベーゴマ、盛り上がってきました(1999/10/30 NO.126より)
 さてさて、昔の浦安生活体験の学習から発展してきたベーゴマですが、課題であったトコ(ベーゴマの土俵)のシートも、しおちゃんマンがどこからか持ってきて、勢いよく回るようになりました。
 また、人数が増えてきたのでトコの大きさも、今までの2倍になりました。
 トコが広くなったからといって、外にはじけなくなったのかというと、全然そうではなくて、むしろ回し方が上手になったことと、シートが良くなったことで、相手のベーゴマを何度もはじいて、勝負ができるようになりました。また最近では、2年生も見に来るようになりました。
 ベーゴマは、相手のベーゴマに勝ったら、そのベーゴマをもらえることになっていますが、さすがに学校ではそこまでやると叱られそうだし、子どもたちが買ってきたベーゴマは、ひも付きで250円もするそうなので、取ったり取られたりはやっていません。
 でも、それではスリルがないので、勝ったらその日一日だけ、そのベーゴマを貸してもらえることになりました。
 最近では、しおとゃんマンも何回か負けることが出てきて、ちょっとムキになっています。
 慣れてきたら、もう少しくわしいルールや、ベーゴマを強くする方法などを教えていこうかと思っています。

 


作文の勉強より(1999/11/1 NO.128より)
 国語で、理由をはっきりさせて、その理由を一つひとつまとめながら論理的に書くことをねらいとした学習をしました。教科書には、「はじめ」「一つ目の理由」「二つ目の理由」「終わり」といった4つの構成で書かせるようになっています。
 形を決めてそこにはめこむ形での作文はあまり好きではないのですが、こういった書き方も一つの技術として大切だと考えて、指導しました。子どもたちは次のような作文を書きました。

(U.N男子)
 ぼくたちのクラスでは、さいきんベーゴマがはやっています。そこでその理由を考えてみました。
 一つ目の理由は、昔の生活体けんで、ベーゴマをやったからです。体けんして、みんなベーゴマがすきになったからだと思います。たいせんもできるからです。
 二つ目の理由は、たいせんして、勝ったら、一日かしだしになるからです。一日かしだしになるようになってから、みんな勝負に気合いがはいって、おもしろくなったからです。それと、昔の遊びがまだできるからです。
 このごろぼくは、休み時間になるのが待ち遠しくてたまりません。今日もみんなでベーゴマ勝負をするつもりです。


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