調理実習〜朝食〜

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各班の朝食をテーマにした料理

 

 14日(火)の家庭科で、朝食をテーマにした調理実習を行いました。

 ちょうどその前日の讀売新聞(2002/5/13付)で、「朝食抜く子、夜食とる子夜型進む小中学生」という記事が掲載されていました。

 日本体育・学校健康センターの調査によると、朝食を食べないことがある子どもと、夜食をとる子が増えていて、小中学生の生活の夜型化が進んでいるということでした。

 「朝食を欠食することがある」と答えたのは、小学生15.6%、中学生19.9%。95年の調査ではそれぞれ13.3%、18.9%で、5年間に小中学生ともに欠食する児童が増えています。主な理由は「時間がない」「食欲がない」ということらしいです。

 背景には生活の夜型化。就寝時間が小学生では「午後10-10時半」が約3割で最も多く、中学生では「同11-11時半」が4割。5年間で、小中学生ともに30分ずつ遅くなっていました。

 同時に、夜食を食べる子どもが増えています。「ほとんど毎日」「週4-5日」「週2-3日」を合わせて、95年は小学校27.3%、中学校31.0%だったのが、小学校34.3%、中学校34.9%に増加しています。

 また、朝食をとる形は「1人で」「1人が多い」と答えた小学生は15.9%、中学生は31.3%でした。
 朝食を抜くことに関しては、最近では、医療関係者や研究者の間では賛否両論あるようです。ただ、朝からボーッとしていたり、朝会で倒れる子などを見ていると(最近の朝会はそういったことを配慮し、ほとんど体育館の床に座って進められています)、現場の私たちからするとやはり朝食はしっかりととってきてほしいと考えています。

 さて、クラスでの調理実習では、7つの班のうち、フレンチトースト系(2)、サンドイッチ系(1)、ピザトースト系(1)、目玉焼きトースト系(1)、チャーハン(1)、ご飯とおみそ汁(1)と、和食はわずか一つで、他は洋食の朝食でした。このことから、今の子どもたちのイメージする朝食はパンを中心とした洋食系が多いことがわかりました。

 また、朝食の調理実習のテーマは、

1)栄養のバランス

2)手際よく、の二つです。

 栄養のバランスはどの班もよく調べて、できていました。

 ただ、やはり「手際」の面では、かなりの個人差があったことと、料理全体の内容を考えながらのペース配分などが意図できていなかったかな?と思いました。

 家庭では、ぜひ朝の生活・仕事に子どもたちを「参加」させてほしいと思っています。