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しおちゃんマンの1年生日記[7月編]

 入学式から4ヶ月、ホームページに1年生日記を書かせていただきました。このページについて、クラスの父母のみなさんをはじめ、多くの方から励ましの メールをいただきました。ありがとうございました。1学期はこれで終わりますが、2学期もさらに内容を工夫して掲載していく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。


●「を」「は」「へ」の指導がなかなかうまくいきません。ニフティーの教育実践フォーラムで相談して、くっつきの は[ha](本当の発音は[wa])」、「くっつきの へ[he]([e])」、「くっつきの を ([wo])」というように呼んで指導してみました。また、文章の中から「は」を探して、その中で「くっつきの は」を赤丸で囲んだり、「わ」や「は[ha]」は、取ってしまうと意味が通じなくなるということや、「くっつきの は」は取っても意味がわかることが多いことも指導しました。しかし、それでもなかなかわかってくれません。どうしてかなあ、と考えたら、子どもたちは日常的な会話の中で、これらの「くっつきのひらがな」をつかっていないんですね。たとえば、「おかしをたべた」と言うとき、「おかし、たべた」で会話をすませてしまってるのです。おそらくこれらのことがなかなか定着しない原因だと思いました。そこで、教室ではなるべく「くっつきのひらがな」を使って話すように呼びかけました。

●学期末になって、担任も忙しくなり、子どもたちも暑さでグッタリしていたので、思いつきで「宝さがし」をしました。

○子どもたちが給食を食べているときに、校庭に宝物としてのカードをかくしてきました。
○簡単な地図を書きました。それを子どもたちの前でビリビリに5つにやぶきました。この時の演技が大切。迫力でやぶりましょう。
○宝の場所が示されている切れ端は、そのうちの一つしかありません。5つの班で抽選で1枚ずつもらいます。

自由参加の遊びですが、給食が終わってからの昼休みに、子どもたちは全員外に飛びだしていきました。(^^)

●保健の先生が変わりました。産休&育休のために休んでいた先生が戻ってきたわけです。今までの保健の先生は子どもたちの悩みなどをやさしく聞いてくれた先生で、先週のお別れの時には、保健室が高学年の子どもたちで満員になってしまったほどのすてきな先生でした。
さて、今日から戻ってきた先生も子どもたちからも圧倒的な支持を得ている先生です。
朝、クラスの女の子が「先生、大変、大変!」と職員室に入ってきました。「どうしたの?」と聞くと、
「S君が、保健の先生の顔を見て、顔が真っ赤になってる!」
どうやらS君は、保健の先生のファンになってしまったようなのです。職員室は大爆笑になってしまいました。

しおかぜ '98
1998年7月4日(土曜日)T小学校1年4組担任:舞来夫発行 NO.56
七 夕

七夕のささかざりを作りました。
ところで、七夕ってなんなんでしょ。調べてみました。

[名称]
神様を迎える時に、乙女が水辺の棚に設けた機屋(はたや)にこもり、神様の降臨を待って一夜を過ごすという伝承がありました。この伝承から、棚機女(たなばたつめ)、乙棚機(おとたなばた)、さらに「たなばた」となったという説が有力だそうです。

[悪霊を払う]
七夕には、一夜水辺にこもって禊(みそぎ)を行い、翌朝送り神に託してけがれを持ち去ってもらうものであったともいいます。したがって、地方によっては、水浴や洗髪、食器洗いや家畜の水浴びの習慣が残っている所もあるようです。七夕祭りの一つの青森のねぷたも「侫武多」という字をあてて、眠気を追い払い、収穫にそなえるという意味があるそうです。 

日本の七夕は、中国伝来の行事と、日本古来の伝承、さらには盆行事などの要素がさまざまに複合して現在にいたっていると考えられています。

日本では上記のように、「水に流す」といった要素が強いのですが、中国でも、雨が降らないと牽牛と織女の二星が会って悪神が生まれて、疫病が流行するとか、作物の出来が悪くなると言われているようです。つまり、二人は出会ってはいけないんですね。(^^)

牽牛と織女の伝説の系統は日本では、室町時代の「天ワカヒコ物語」で、娘が大蛇と結婚する異類婚姻譚となって語られています。骨子は天女伝説です。

今の時代、子どもたちに季節感を感じさせることってむずかしいですね。昔からあるこういった行事にふれることって、子どもにとって大切かもしれません。

●土曜日、初めてパソコン室に行きました舞来夫(まいらいふ)の学校には20台のNECキャンビーが入っています。ウィンドウズ3.1です。私はマック使いなのでよくわからないのですが、お絵書きくらいは使えます。f(^^;;
起動の仕方から、キューブジュニア?というソフトの使い方を教えました。一つひとつわかるたびに子どもたちは歓声をあげていました。ただ、印刷の方法(紙の大きさの設定)が私もよくわからなくて、ちょっとあせりました。子どもが描いた絵が紙におさまらなかんったりして……。それでも子どもたちは 「今度はいつやるの?」と大喜びでした。(^^)

●月曜日は図工の時間に、絵の具を初めて使いました。

#幼稚園や保育園で使ったことのある子もいましたが、ほとんどが初めてでした。

絵の具のおもしろい所は、色をまぜて自分の好きな色をつくることができることですね。そこでまず、わら半紙に、自分で色をつくって、塗ってみることから始めました。その時に、パレットの使い方や、水のつけ方なども教えました。次に、友だちの顔をかいて、それに色を塗ってみました。よく見てみると、友だちの顔はみんな同じ色をしていませんね。ほっぺと鼻の頭は違う色だし、目のまわりも違うし……。それらの違いを絵の具で表すことができることを試してみました。少しずつ慣れて、絵を描くことのおもしろさがわかってくれればと思っています。

●今日の清掃の時に、私の足につまずいてころんで、柱に顔をぶつけた子がいまして、けがは全然しなかったのですが、なんかショボンとしているので、「Z君、しおちゃんまんが秘密の部屋に連れてってあげようか」と言うと、「ウン」と喜んでついてきたので、隣にいたJ君と二人を連れて、校舎の隅にある倉庫に切れてしまった蛍光灯の代わりを取りに行きました。ふだんは子どもだけで行ってはいけない場所なので、二人は大喜びです。「ここは音をたてないようにそ〜っと歩かなければならない場所だとか言うと、真剣にそ〜っとついてきました。ところが、帰りの会での『今日の楽しかったことコーナー』で、Z君がみんなの前で秘密の部屋のことをばらしてしまったので、他の子どもが「場所を教えて」とか「二人だけずるい」とか言い始めてしまったので困りました。(笑)

しおかぜ '98
1998年7月18日(土曜日)T小学校1年4組担任:舞来夫発行 NO.67
みんなでがんばった1がっき

きょうで1がっきがおわります。
あしたから、なつやすみです。

しょうがっこうの1がっきのせいかつはどうでしたか?
みんなとってもたのしくべんきょうができていましたね。
そして、31人、みんなでたすけあって、はげましあって、せいかつすることができましたね。

しょうがくせいになってできるようになったことがたくさんあるとおもいます。できるようになったかずだけ、みんなはおおきくなったのです。できるようになったことをおもいだしてみるのもいいですね。

こんどくるのは、9月1日。
2がっきのすたあとの日です。
2がっきも、うんどうかいやえんそく、たのしいことがたくさんありますよ。
からだにきをつけて、げんきなかおできょうしつにきてくださいね。