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しおちゃんマンの1年生日記[12月編]

12/1
●お寝坊さん(学級通信下書きより)
12月になりました。関東地方も急に冷え込んできたので、子どもたちも遅刻が増えてきました。クラスでは、二人の子が遅刻。一人は教室に入ってから泣き出して、一人は教室に入れないで泣いていました。

本校の登校時間は8:20ですが、用事があって8:30頃、げた箱の所に行ってみたら、なんと10人近くの子が遅刻していました。

早く起きるためには、早く寝ること。朝、自分の仕事があることも大切です。つまり、その責任感からがんばって起きることもあるからです。たとえば、「新聞をとってこないと……」といった気持ちです。寒さなんか吹き飛ばして、がんばりましょうね。

ちなみに先生は、毎朝「駅伝部」の練習で、7:30までに学校に来ています。

早起きは気持ちがいいよ。(^^)デモ チョットキツイ。

●ねがいごと券
持ち主が見つからない落とし物が増えてきてこまってしまいました。しかたがないので、子どもたちに配ることにしました。

 #同時に学級通信で、落とし物が多いことを知らせて、家庭でも話し合ってもらったり、物を大切にすることを教室で指導したりしました。

ただあげるだけではおもしろくないので、もらった人は先生の「ねがいごと」を一つかなえてくれるという遊びをしながら配りました。

えんぴつ一本もらった人は、私に「ねがいごと券」を一枚くれます。時々私がその券を使って、お仕事をお願いしたり、一緒に仕事をしたりします。

 #仕事の内容は、となりのクラスにおつかいに行ってもらったり、掲示物を貼るときに、画鋲を私に渡したり、日直や係の仕事以外でのこまかい仕事をお願いします。

 #落とし物をあげることと引き換えに仕事をやらせているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。んんんっ、結果的にそうなってるのかなあ。でも、子どもたちは、私に仕事をたのまれることが大好きなので……。

でもやっぱりこれは、今回一回きりにしようかなあ。

●なわとびがんばりカード
私の学年で使っている「なわとびがんばりカード」の内容です。( )の中の数字は回数です。

10級 りょう足とび(20)
 9級 グーパーとび(20)
 8級 グーチョキとび(20)
 7級 かけ足とび(20)
 6級 うしろりょう足とび(20)
 5級 あやとび(10)
 4級 こうさとび(10)
 3級 うしろあやとび(5)
 2級 うしろこうさとび(5)
 1級 2じゅうとび(3)

子どもたちはまだ10級ができる子が半分くらいの人数です。

●家での仕事
生活科で、家でのお手伝いや仕事の勉強をしました。子どもたちは、次のような仕事をしています。(^^)

食器運び、靴ならべ、せんたくものたたみ、風呂掃除、新聞とり靴洗い、自分の部屋のそうじ、枕並べ、ふとんはこび、赤ちゃんめんどうみ、ふとんしき&たたみ、せんたくほし、食器洗い、床掃除、牛乳とり、ごはんよそい、お茶くみ、お料理、テーブルふき、郵便とり、戸締まり、ゴミ出し、回覧ばんわたし、げんかんそうじ、花みずあげ、ペットの世話

12/2水
●持久走中止
今日は雨で、持久走が中止になりました。中止であることの放送があった時に、校舎のあちこちで子どもたちの歓声があがっていましたが、なぜか私のクラスではシーンとしていました。私が前で恐い顔をしていたからかな?(笑い)

12/03木
●100点が小さい
怒った顔でまるつけが終わったテストを持ってくる子がいたので、どうしたの?と聞いてみると、「100点の『100』が小さい!」と言うので、100の『00』の部分にかわいい目を書ちいてあげたら、喜んで戻っていきました

12/04金
●「知ってる〜」
毎週図書室で、司書の先生に最初の10分間読み聞かせをしてもらってます。最初に司書の先生が「今日は、○○の本です」と本の紹介をしてくれるのですが、そのたびに「知ってる〜」と言う子がいます。大人の感覚だと、少しムッとししまうのですが、子どもからしてみたら、知ってるから聞きたくないというのではないんですね。

子どもは、繰り返し同じものを読んだり聞いたりするのはいっこうにかまわないし、むしろ気に入ったものは何度でも読んだり見たりするものなんです。それがわかっていないと、「知ってる〜」「あっ、そう。じゃあ読んであげない」ということになって、子どもの思いとスレチガッテしまいます。

でも一方で「知らない人がいるから静かに聞いてね」とやさしく言ってあげることも大切ですね。

●『まちがいさがし』
今日、5時間目にレクをやっている時に、突然頭に浮かんだゲー ムを紹介します。『まちがいさがし』です。f(^^;;

1)子どもたちは教室の前面をジーッと見て、頭に記憶します。
2)教師(ゲームリーダー)の指示で後ろを向きます。
3)その間に、教室前面の風景を一ヶ所変えます。たとえば…、
 ・黒板についてる磁石を一つ増やす。
 ・花瓶の位置をかえる。等々。
4)教師(ゲームリーダー)の合図で正面を向いて、変わったところをみつける。私の場合は、班会議を開いて、班として一つの答えを決めました。

12/8月
●またまた納会中止
土曜日に予定されていた持久走の納会(最後の日なので2分間に何周走れるかをはかる日)が中止になりました。中止になった場合、それぞれの学年で日程を決めてやることになっていまして、

1年生は月曜日に決めていました。ところが、月曜日も雨。火曜日にしようとしたら、図書館からストーリーテリングに来てくれる日だったので、水曜日にしようとしたら、2組の先生が出張。しかたがないので、木曜日にしました。やっぱり学校って、毎日何かでうまっています。

●まちがいさがし
「まちがいさがし」ゲームをニフティーの会議室でも紹介してみたら、次のようなゲームも紹介してくれました。

【キムズゲーム】
1)机の上に24個の小物をならべ、フロシキなどで隠す。
2)1分間観察した後、再び隠す。
3)小物をいくつ思い出せるかを競う。発表しても良いし、紙に書いても良い。

12/9火
●欠席連絡への返事
学年に風邪がはやってきました。私は4組ですが、1組さんは7人も休んでしまっています。欠席の連絡は連絡帳ですることになっていますが、その返事に困ることがあります。
『承知いたしました。おだいじにしてください』と書く場合が多いのですが、それだけではなんとなくあじけなくて、申し訳ないような気がしてしまって……。ましてや休みが続いたりすると、同じ返事だとよけいに気にしてしまったりします。

子どもむけには、以前は「授業でこのようなことをやったよ」ということが書けるを作って、誰かに書いてもらって持っていったりしたこともあったのですが、最近はなぜかそのようなこともしていません。気持ちに余裕がなくなったのかなあ。

●クリスマスとお正月
図工で、色画用紙に折り紙とクレヨンを使って、クリスマス…、またはお正月の絵をつくる授業をしました。

1年間に学校ではどんなお休みがあって、今度くるのは冬休みであることを確認。さらには、冬休みにはどんな行事があるのか、さらにはクリスマスやお正月と言われて思い浮かべる物や風景なども発表しあってからつくりました。

テーマは、クリスマスでもお正月でもよかったのですが、お正月をテーマにした子は、32人中わずか5人でした。どうして?と聞くと「クリスマスの方が好きだから」と言うので、さらに「どうして?」と聞くとサンタさんがプレゼントをくれるからだと言っていました。

ちなみに子どもたちは、クリスマスは、サンタさんの誕生日だと思っている子がたくさんいました。

●たし算で2分13秒
100マス計算のたし算で、2分13秒という最高記録が出ました。一番遅い子で、今日は7分41秒でした。ひき算はまだ遅くて、一番速い子で5分台です。遅い子は、10分くらいかかります。15分以内には全員終わります。

12/9水
●年末のこと(学級通信NO.143より)
学期末になりました。民間の方はもちろん、教師も忙しい時期になっています。
小さいことでも、ついつい子どもたちにあたってしまって、あとから後悔する日が続いています。そもそも…、とうてい教師の仕事とは思えない仕事がこの時期多すぎます。……などとグチを言っていてもしかたがないのですが…。

さて、先日も書きましたが、年賀状作りも始めました。とりあえず子ども全員には出す予定です。

また、お歳暮等、大変申し訳ないのですがお断りいたします。私の場合、教師になったころから個人的にお断りしてきたのですが、最近になってようやく「上」からのお達しがありました。つまり、公務員たるもの、そのようなものをもらってはいけないというお達しです。

 #身内の恥をあちこちでさらしていますが、実は私の父は県の職員(土木関係)の時に汚職で捕まっています。有罪でした。その時に、お中元やお歳暮そのものが、汚職の証拠となりました。学生の時にそのようなことがあってから、体がそういったものに対してダメなんです。

 #違う学校に勤務していたときに、6年生の私立受験の時に、現金をそのまま渡されたときには、とても悲しい気持ちになりました。もちろんお返ししました。お歳暮等はそれと意味が違うとは思いますが、やはり私たちは、このようなことにもっと敏感にならないといけないと思っています。

個人的な事情はともかく、よろしくご理解ください。

12/10木
●マラソン納会とPTA
今日は、雨で伸び伸びになっていた持久走の納会の日でした。父母のみなさんの間でも、順位やお汁粉がなくなったことに対して、かなり批判があったそうです。(教頭先生談)

こういった時にいつも思うのですが、そういった論議の中身が、教頭先生の口からしか聞かせてもらえないので、真意や真実がなかなか見えてこなくてとっても不安です。PTAの運営委員会便りなども発行されていますが、箇条書き程度なので、その様子がよくわかりません。

会議が授業中にあるので、私たちの会議への出席は無理なのですが、どうにか工夫できないかなあと思います。どこか、PTAと現場の教師との連絡体制を工夫しているところはありますでしょうか?

●ストーリーテリング
浦安市では、申し込めば図書館から司書の方がストーリーテリングに来てくれます。うちの学校では、各クラス、だいたい学期に1回程度です。

浦安市のように、各公民館と中央図書館がコンピューターオンラインでつながっていて、A公民館でかりた本をB公民館でも返せるといったシステムになっている市はまだ少なくて、市民や子どもたちにとっては恵まれた環境だと思います。こういった環境をぜひ生かしていきたいし、子どもたちにもぜひ多くの本に親しんでほしいと思っています。

PTAでも昼休みに定期的に開放教室(空き教室のことを最近はこう言うらしいです)で読み聞かせをしてくれているし、学期に1回は、各教室に今日のようにストーリーテリングに来てくれます。

ストーリーテリングというのは、本を読むというよりは、物語を語るという感じです。つまり物語を暗記しているんです。すごいなあと思います。

話を始める直前にろうそくを立てて火をつけるのが恒例です。ストーリーテリングが終わればその火を消します。そういった工夫で子どもたちを物語の世界に誘い込むのです。

この日のお話は、イギリスの昔話「3匹の子ぶた」でした。このお話が終わったら赤いろうそくを12月生まれの人に消してもいます。その時にみんなで「お願い事」をしました。

次に絵本を読んでくれました。「ひつじかいとうさぎ」でした。この話はおもしろかったです。ウサギをつかまえるために……、オオカミ、こん棒、火、川、牛、熊にどんなお願いをするのでしょう。最後はどうなるのかな?ぜひ読んでみてくださいね。

次は「アンディとライオン」。ライオンの足の裏のとげを抜いてあげたアンディとライオンの友情物語です。

そして「きょだいなきょだいな」という絵本です。以前図書室の先生に読んでもらったことがあったので、「あったとさ、あったとさ、ひろーいのっぱらどまんなか、きょだいな○○あったとさ」という所は子どもたちも覚えていて、みんなで読みました。

最後はなぞなぞの本でした。「なぞなぞなーに、なぞなーに」というリズムが面白かったです。

12/11金
●縄跳び上手になったね(学級通信NO.145より)
金曜日に体育館で縄跳びの学習をしました。そこでびっくりしたのが、みんなとても上手になっているということです。たとえば、前跳び、一回旋一跳躍で、
・両腕が伸びていなくて、適度に曲がっていました。
・両ひざが折れていないで、自然にのびていました。
・前かがみにならないで、キヲツケの姿勢で跳べていました。

上手になってきた理由は、
・上手な人のやり方をよく見て、参考にしたこと。
・休み時間などで練習している人が増えてきたこと。
・家でも練習している人が出てきたこと。

などです。あとは、手首でやわらかに、長い時間回せるようにすることです。腕で回そうとすると、長続きしません。

体育では、長縄も練習しました。回している縄に入るのがまだなかなかできません。縄が下について、パチンと鳴った時に走り出すというふうに教えているのですが、パチンと鳴ってから体が反応するのが遅くて出遅れてしまいます。もう少し入るタイミングを早めに教えたほうがいいのかもしれません。

いずれにしても、子どもたちの飲み込みの速さにはびっくりしています。冬休みにも、それぞれで遊びながら練習してみるといいですね。

12/14月
●「日」に一本つけて
「日という漢字に一本つけてできる漢字をさがしなさい」という勉強をしました。次の漢字が一年生でも見つかりました。

日→白、目、田、由、甲、申、旦、旧

他にありますか?ないですよね……。以前なんかの本で読んで、下調べなしで進めたものですから、まだあったら教えてください。f(^^;;アセ

●巨大化!折り紙コンクール
「巨大化!折り紙コンクール」を開きました。私のオリジナル実践です。(^^)時間は2時間扱い。図工と学活の合科です。以下、手順です。

1)5つの生活班で進める。
2)図書室から、折り紙の本をそれぞれの班で借りてくる。
3)一人ひとりが、その本から調べたり、知っている折り紙作品を作ってみる。
4)班の中の作品で、巨大化する作品を一つ決める。
5)班のメンバーで、模造紙を使って巨大化させた折り紙を作る。
6)クレヨンで色を塗ってもいい。
7)巨大化した作品のコンクールをする。
8)コンクールの方法は、
・班一票制
・自分の班と、もう一つ上手だと思った班に手をあげる。
9)教師が最後に必ず一つひとつの作品を評価する。
10)一人ひとりの作品と班の作品は教室に掲示。

ここにはいろいろな力が要求されます。つまり、
○調べる。
○一人で作る。
○相談する。
○協力して作る。
○相談して選ぶ。

です。(^^)V

12/16水
●やった!全員合格だ!
漢字マメテストに毎週取り組んでいます。マメテストとは、一週間前に問題を知らせておいて各自で練習。今回は2学期最後で、20問の漢字テストでした。20問で90点以上が合格。85点は残念ながら不合格です。

さて、この日は2学期最後なので、クラス全員が合格できればいいなあと思っていました。前の日に、授業時間を使って練習もしました。

全員合格であっとことを知らせると、教室中大きな歓声でつつまれました。おめでとう、がんばったね。(^^)V

●干支
冬休みのしおりを配りました。しおりの副題として「あたらしいとしがはじまるよ」と書いてありました。そこで、「新しい年はいつから始まるの?」と聞いてみると、意味がわからないらしくて、ポカンとしているので、1月1日から新しい年が始まることを教えました。

次に、来年は何どし?って聞いてみると、3分の1くらいしか手があがりません。じゃあ、今年は何どし?って聞いてみると、「今は12月だから何どしかなあ」なんてつぶやいている子がいたので、こりゃだめだと思って、干支について教えました。試しに聞いてみたら、自分の干支がわからない子どもも何人かいました。ちなみに今年度の1年生は、羊と猿です。

お父さんとお母さんは何どしなのか聞いてくることを宿題にしました。プライベート情報になっちゃうのかな?(笑い)

12/18金
●ウルトラマン帽子
ウルトラマン帽子のかぶり方は、
[用意するもの]
・赤白帽子
[かぶり方]
・赤白帽子をたてにふくらませて、帽子のつばをウルトラマンの頭の形にしてかぶる。あごにかけるゴムが顔にかかってしまうのが少し残念。ゲームで、3チーム作る時に使います。

応用として「のっぺらぼう」というのがあって、これは赤白帽子の白い部分を顔の前の部分に出してかぶります。これはただそれだけの話で、ゲームでは使えません。(笑い)

●ミカンの皮むき
給食でミカンがでました。ミカンの皮を「花びらむき」ができる子は、7〜8人でした。あとは、「バラバラむき」でした。

まあ、好きに食べればいいのですが(笑い)、手先が器用な子が少なくなってきたなあという感じです。

12/21
●'98/冬 (1)(学級通信NO.151より)
2学期も今週で終わりです。父母のみなさんには、1学期同様、様々な形で支援していただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。運動会から始まって今日まで、「子どもって、本当に成長するんだなあ」と感心して、びっくりしてしまった4ヶ月でした。子どもたちの可能性をこれからも信じて残り3ヶ月を子どもたちとすごしていきたいと考えています。残りわずかになりましたが、よろしくお願いいたします。この「しおかぜ」も2学期はあと3号ですので、この3号を2学期のまとめの文章にさせていただきます。

2学期は漢字マメテストに取り組みました。1年生の子どもたちにとって、一週間という見通しをもつことはとてもむずかしいことなんです。「来週の水曜日に…」「こんどの水曜日に…」と言っても、それがどのくらい先のことなのかなかなかわかりません。「今度の水曜日にやる問題だからね」と渡しても、渡されたプリントを一週間持っている子は少なかったし、前日に「明日、マメテストだよ」と言っても、何のことだかわからなかったり、プリントをなくしてしまったりしていた子が多かったです。それでも後半はほとんどの子がそういった見通しを持って取り組めるようになりました。そして最後の20問テストでは、全員合格できました。

計算100マスにもみんな意欲的に取り組みました。くり下がりのあるひき算は、最初の壁なのですが、子どもたちもとてもよくがんばって、その壁を乗り越えることができたと思っています。子どもによっては、お父さんやお母さん、お兄さんやお姉さんにチャレンジしてみた人もいたりして、家族で楽しみながら取り組んだ人もいるようでした。他の人とスピードを競うのは、励みのためにはいいのですが、それよりも自分の記録をのばすことに目をむけた方がいいかもしれませんね。みんなとてもよく頑張れた取り組みだったと思います。

●'98/冬 (2)(学級通信NO.152より)
この「しおかぜ」も、2学期はとぎれることなく日刊で発行し続けることができました。ありがとうございました。これも父母のみなさんの支援や、子どもたちの教室での生き生きとした生活があったからだと、本当に感謝しております。途中、「家庭からの声」欄をなくしました。これは、あの欄があることで、逆に「何か返事を書かなくてはいけないのでは…」といったプレッシャーを与えてしまったのではないかという反省があったからです。なにしろ毎日あの欄があるわけですからね。(笑い)しかし、連絡帳にタイトルを「しおかぜへの投稿」として書いていただければ、今まで同様掲載させていただきますので、3学期はそのようにしてください。

ホームページの方もおかげさまでとても好評です。教師や学生、父母の方からメールでご相談を受けますが、教師はクラスがうまくいかないこと…、学生の方は、卒論の参考にしたいこと…、父母の方からは、学校(担任)や他の父母の方々とのトラブルについての相談が多いです。中には夫婦関係の相談もありますが、私の一番苦手な分野ですので困ってしまいます。(笑い)

共通していることは、それらの問題が、みんなコミュニケーションの少なさから発しているということです。話せばわかりあえたり解決したりできることが、話さないで、または話せないで、問題が重くよどんでしまっているといった感じがしました。この通信が、コミュニケーションを生み出す一つのきっかけになってくれればと願っています。

「1年生日記」の内容は、だいたいこの通信とダブルのですが、時々ここに書ききれなかったことも書いてあります。今まで同様、掲載する直前にみなさんにお知らせいたします。何かご意見がありましたらすぐに修正いたしますので、ご連絡ください。

●'98/冬 (3)(学級通信NO.153、2学期最終号より)
明日から冬休みですね。冬休みは、「家族を感じる休み」だと私はよく言います。

 #「家族してますか?」というキャッチコピーを以前作ったこともあるのですが、あまり広がりませんでした。(笑い)

さて、冬休みはどうして「家族」を感じるのでしょう?
一つは、クリスマスや大みそか、そしてお正月など、季節的な行事が多いということです。

次に、寒いので外にでないで家ですごす時間が多いということです。

そして最後に、大掃除から始まり、お正月の準備としての家の仕事が多いということです。これらの冬休みの特徴をぜひ大切にしてほしいと思っています。今の子どもたちは、暖かなよりどころを欲していると言われています。でも暖かさとは、放任とは違うと思います。甘やかすことでもないと思います。暖かさとは、みんなで仕事をしたり、話をしたりする中で感じることだと思うのです。子ども自身が、その家での存在感を感じることだと思うのです。冬休みをぜひ「家族を感じる」休みにしてほしいと思っています。

3学期は、1年生のまとめの時期になると同時に、2年生へのジャンプの3ヶ月になります。大きな、そしてすてきなジャンプができるように、この冬休みを有意義にすごしてください。そして何よりも、体に気をつけてください。それでは1月8日に元気な顔で会いましょう!

12/24
●通知票
1年生は通知票がどんなものだがあまりよくわからないようです。もらう時にドキドキしたり、もらうのが嫌になったりするのは何年生くらいからなのでしょうね。

みなさん、よいお年を!(^^)/