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しおちゃんマンの1年生日記[10月編]

10/1木
●鍵盤ハーモニカをがんばろう!
音楽で「たのしいおどり」という曲を勉強しています。楽器で楽しく演奏する勉強ですが、この曲を鍵盤ハーモニカで1年4組が全員ひけるようになることをクラスの目標にしました。

[方法]
・音楽の時間、朝自習、休み時間に練習します。
・得意な人は、苦手な人に教えてあげたりして、助け合いながら全員出来るようになることをめざします。
・出来た人は、先生のところにきて挑戦します。
・合格した人は、クラスの取り組み表に色をぬります。
・クラス全員が合格したら、そのことをクラスの宝物にして、教室の後ろに出来たことを書いて貼っておきます。
・クラス全員が合格したら、お祝いとして中央公園に散歩に行ったり、大レク大会を開いたりします。

●お手紙の配布
運動会一色であった9月が終わり、今日から10月です。舞来夫の市は、センター給食です。そのセンターから毎月こんだて表が届くのですが、いつも前日に届きます。それを配膳の仕事をしている方たちが各クラスのポストに入れてくれるので、クラスのポストに入っているのは、午後ということになります。

私のクラスではポストの確認は朝することになっているので、いつもこんだて表の配付が1日遅れてしまいます。

ハシを持ってくる日がこんだて表に書いてあるので、10月1日のこんだてがわからないと、父母の方は困るわけです。ということで、こんだて表の配布が1日になってしまいました。

学級通信でお詫びの記事。給食センターはせめて二日前にはこんだて表を学校に配布してほしいです。(後日、日直さんが帰りの会でもう一度確認してくることにしました)

10/2金
●不思議なことは?
国語で、「どのようにしてねるのかな」というところの勉強をしています。まず、私が一文ずつ読んで、それに合わせて一斉に読みます。つまり、

私:コアラが、ユーカリの木の上でねています。
子どもたち:コアラが、ユーカリの木の上でねています。

といったように読んでいきます。

次に、どこかの班が私の役をして最初に読んで、それに合わせて全員が読みます。そして、誰か一人を指名して、先に読んでもらいます。

子どもたちがあきないように、いろいろな一斉読みのバリエーションを使って、何度も何度も読みます。

そして授業の後半は、「思ったこと、不思議だと思ったこと」を一つだけプリントに書きます。すると「つるはどうして一本足で寝るのかな」といった疑問が多かったので、そこから翌日の国語の授業をスタートさせることを子どもたちと確認します。

翌日勉強していくと、さらに不思議なことが出てきました。つるは一本の足をはねげの中におりたたんでねるのですが、この足はどうやっておりたたんでいるのだろうかということです。

いろいろな本で調べていますが、なかなかこれといった答えがみつかりません。いったいどうやっておりたたんでいるのでしょうね。

10/3土
●英語
「昨日何をしたのか言えるようにしておくこと」という宿題を出しました。翌日、一人ひとりお話をしてもらいました。

すると、「英語に行きました」という子が多かったので、「どんな勉強をしているの?」と聞いてみました。すると「相手の名前を聞く言い方」というので、「聞かれたら答えるのもやったの?」と聞いたら「やった」というので、二人組で英会話をしてもらいました。

すると見事な発音で「ワッツ ユア ネーム?」「マイ ネームイズ〜」とやりはじめたので驚いてしまいました。

●朝レク、最近のはやり
教室では毎朝「朝レク」をしていることは以前書きました。つまり、朝の会の数分間、子どもたちの手によるレクレーションが行われるわけです。まあ、朝の体操や歌と同じと考えて下さい。いわゆる、寝ている体や頭を起こすための取り組みです。

それと、やっぱり子どもたち自身の手でこういったことが進められるということはとっても大切なことだと思うのです。

さて最近よくやられているのが「誰の手でしょうゲーム」です。
各班からひとり前に出てきます。出てきた人がオルガンの後ろにかくれます。一人が手だけ出して、「誰の手でしょう」と当てるゲームです。

あと、「質問クイズ」というのも最近やられています。それぞれの班から順番に出題者に質問していきます。「それは男の子ですか?」「子どもですか?」……。そして出題者が考えていることを当てるクイズです。

最初は私がルールを教えます。あとは子どもたちがそれぞれアレンジしてくれます。

10/5月
●目を合わせない
私が教師になりたてのころは、「子どもの目線で話す」「目を見て話す」といったことが基本的なことだったのですが、最近ではどうもそうではないらしいのです。

逆に、あえて目線をあわせないで…、子どもの横でそれぞれ違う方向を向いて…などということも大切であると言われています。これはいったいどうしたことなのでしょう。私などは大いにどまどってしまうのです。

これは今の子どもたちの状況に合わせたことだと言われています。つまり、大人と目を合わせると、必要以上にプレッシャーを感じてしまい、体が硬直してしまったり、言いたいことも言えなくなってしまったりという子が増えてきたそうです。

これは対大人だけでなくて、友だち同士でもそういったことがあるそうです。つまり、他の人が自分をどう思っているのかが必要以上に気になったりする子が増えているということらしいです。

また、これらのことと関連して、自尊心が弱くなったということも言われています。ゆえに自分を大切にせずに、命も簡単に捨ててしまう…、自分を大切にしない子は、他の人も大切にしませんよね。いろいろ考えさせられる今日このごろです。

●ラッコ
国語で、「どのようにしてねるのかな」の勉強をしていることは先日書きましたが、今はそれぞれの動物について知りたいことを調べています。

図書の先生が、動物についての本をたくさん用意してくれたのですが、それでもまだわからないことがいくつか残りました。

たとえばラッコです。ラッコはどうしてあおむけになって寝るのでしょうか?また、海草を体にまきつけて寝るのですが、あれはどうやってまきつけるのでしょう?

こういったことがまだわからなかったので、月曜日に鴨川シーワールドに電話をしてみました。電話に出てくれた人は、最初とても迷惑そうでしたが、FAXで質問事項を送ることを言ってみると、快く引き受けてくれました。4組だけではもったいないので、他のクラスにもよびかけて、ラッコについての質問事項をまとめて、鴨川シーワールドに送る予定です。

最近の授業の傾向として、こういった調べ学習が主流になっています。また、教師以外の人に教えてもらったり、今回のように電話やFAXで聞いてみたりすることがアタリマエのように進められています。私たちが子どものころと比べると、かなり様子が違います。

●水槽の水が白い
今日、廊下においてある金魚の水槽の水が真っ白になっているのを子どもたちがみつけました。どうやら絵の具か牛乳かを入れた子がいるらしい。許せないいたずら。

●料金着払いのいたずら
最近市内で、料金着払いの小包みが宅急便によりいたずらで配達されるといったことが頻繁に起きているそうです。小包みの中身が学習用教材ということで、子どもの仕業ではないかということで、各学校に連絡がきました。子どもがやったかどうかはわかりませんが、最近こういった陰湿ないたずらが多いです。

10/6火
●色水あそび
今日は、子どもたちが楽しみにしていた色水遊びの日です。それぞれが、色が出そうなもの…を持ち寄ってつぶしたりして色水をつくります。子どもたちが持ってきた色がよく出るものは、ヨーシュヤマゴボウ、くちなしの実、オシロイバナの花びら、 ホーレンソウ、ブドウの皮などでした。

バラの花びらはあまり色が出ませんでした。バラをたくさん持ってきた子は、女の子の頭にさしてあげたりしていました。

10/7水
●スズメが飛び込んできて…
先週の水曜日に、教室にいきなりスズメがとびこんできました。そして、再び出ようとした時に、窓ガラスに当たって、U君のベットの上に落ちました。そしてぜんぜん動かなくなってしまいました。気絶しただけかもしれないので、しばらくベランダに寝かせておいたのですが、残念ながら死んでしまったようでした。とてもかわいそうでした。

子どもたちって、人や動物の死をどのようにとらえているのでしょうね。お墓がつくれることを喜んでいる子どもたちを見ていて、ちょっと複雑な気持ちです。子どもって、そんな感じでしたっけ?

いやそれとも、今ごろは生き物をついつい殺してしまう年ごろでしたっけ?そうやって、命の大切さみたいなものを学んでいくのでしたっけ?

よくわからなくなったので「?」マークばかりでごめんなさい。

10/9金
●やったー!ぜんいんごうかく!!
鍵盤ハーモニカで「たのしいおどり」の曲を全員出来るようにしよう、というクラスの目標が9日の金曜日に達成できました。曲は、

 ドドドミ レレレファ ミミレレド

 ドドドミ レレレファ ミミレレド

 ミミミミソーファ レレレレファーミ 

 ドドドミ レレレファ ミミレレド

です。

ソまでの演奏ですので、ぜひ全員にできるようになってほしかった取り組みでしたので、とてもよかったと思います。みんなもとてもよく努力していました。(^_^)ニコニコ

10/12月
●ねこまんま
今日の給食で、
「せんせ〜い、○○君がご飯にお醤油かけて食べてる」
といいつける子がいたのですが、心の中で『いいじゃないか。オレも好きだぞ』などと思ってしまったのでしばらく黙っていたら、アッと言う間に広がってしまいました。

ところが今度は違うところで、「こっちの方がおいしいぞ!」と、みそ汁をご飯にかけて食べる子が出てきて、教室はどっちがおいしいかの大論争になってしまいました。(T T)

10/13火
●公園探険
今日は、生活科の勉強として学校から徒歩10分の中央公園に行きました。そこでどんぐりや落ち葉、秋の虫などをとってきました。ところが、公園整備で草が全部かられてしまっていて、バッタやコオロギがいなくなってしまっていたのが残念でした。

10/14水
●一番嫌な人だ〜れ?
班の中で「この班で一番嫌な人だ〜れ?」といってみんなで一斉に指さす遊びをやっていたので、かなりきびしく叱りました。しかし、とっても腹がたっていたので、何を言っているのかわからなくなってしまいました。子どもも、先生が怒っていることはわかっても、どうしてなんだかわからなかったかもしれないので、後日もう一度話をするつもりです。

10/15木
●五七五ゲーム
今日の1時間目は、「五七五ゲーム」で盛り上がりました。

[ルール]
・教師はアタマの五文字を考えて隠しておく。
・子どもたちは班ごとに、七文字を考えて発表する。
・教師が隠していた五文字を発表する。
・教師が発表した五文字と、自分たちで発表した七文字が上手につながるように最後の五文字を考える。
・うまくつながった班に点数が入る。

[たとえば…]
・教師は「ドラエモン」という言葉を考えて隠しておく。
・1班は、最初の五文字を知らないので、「プールで泳いだ」という七文字を考えてしまう。
・1班は最初の五文字が「ドラエモン」であることを知って頭を悩ませる。
・悩んだ結果、最後の五文字を「もぐれない」に決定。
・1班の作品は『ドラエモン プールで泳ぐ もぐれない』になって、みんなに「ウマイ!」と言われて大喜び。

といった流れになります。

●授業参観は道徳
授業参観でやった道徳の授業を報告します。あまりうまくいかなかったので、そのことも含めて報告いたします。(×印がうまくいかなかった内容です)
教師のみなさんでいろいろ改良してやってみてください。

[対象学年]1年生2学期〜2年生?
[ねらい]友だちを大切にすること
・友だちが傷つくことは言わない、言っていたらやめさせる。
[流れ]
・導入はシオチャンマン星のいろいろなヒーローが登場。そのヒーローたちと一緒に勉強しようと呼 びかける。最初は影絵、そして指人形。

・OHPにしょんぼりしている子どもの影絵を写す。
Q:この子はどうしたのかな?
C:悲しいことがあった、嫌なことを言われた 等々。

・続いてOHPにその子を指さして笑っている子の影絵をさっきの影絵の隣に置く。
Q:(再び)この子(しょんぼりしている子)はどうしたのかな?
C:嫌なことを言われた、バカにされた。

・影絵に声をかける。
Q:元気のないこの子に、声をかけてあげましょう。
C:(たくさんの子が声をかける)

#ここまではとても盛り上がってうまくいっていました。

・ワークシートに書く
Q:今まで、この子(しょんぼりしている子)のように嫌なことを言われて、しょんぼりしてしまっ たことはありますか?言われたことがない人は、「こんなことを 言われたらいやだな」と思うことを書きなさい。
(×)ここからうまくいかなきなりました。思いつかないのです。ここの発問は変えたほうがいいかもしれません。自分の経験をたずねる工夫は?

・発表する。
(×)嫌なことは、みんなの前では言いたくないですよね。

・発表する時に、その子を元気づけるこ とばをかける。
(×)照れてしまって…?

・さきほどの影絵のまわりに、悪口を言っている子を増やす。
Q:どうして増えちゃったのかな?
C:おもしろくて、調子にのって…。とめる人がいなくて。
(×)5人にしかえしをしたからという意見もあったが、とりあげられなかった。

Q:悪口を言っている子たちに、何か言ってあげましょう。
C:やめなよ! 等々。
(×)あきてきてしまいました。

・今日の授業で、思ったことをワークシートに書きましょう。
(×)とても長く感じた授業でした。 

全体的に、葛藤がなかったので、おもしろくなかったし、自分の問題としてなかなか考えられなかったのではないかなあと思います。

●帰っていいの?
体育館の体育で、全員がバスケットボールを持って、ゴールに入れることができた人から教室に帰していきます。すると一人の男の子が、「入ったよ、帰っていいの?」と聞くので、「いいよ」というと、なおも「ねえ、帰っていいの?」としつこく聞くので、「いいって言ったでしょ!」と言っても、まだ帰ろうとしません。やがて「あっ、ナルホド!」と思って「できたの、初めてだっけ?」と聞くと「ウン!」と言うので、「エライ!がんばったねえ〜!」い言ったら、やっと満足して帰っていきました。(^^)

10/17土
●トイレ談義
トイレの話です。先日1年生も使っている女子トイレの使い方が問題になりました。いわゆる「大便」を流していないことが目立つということなのです。

男子のトイレはよくそういうことがあります。流した音で入っているのがわかってしまって「ウンチをしていた」などと友達からバカにされたりすることがあるので、流さないでサッと出てきてしまうことが男の子ではよくあるのです。

しかし、女子はそういうことはあまりありませんでした。ところが最近、大便を流さないことが女子のトイレでも起こっているというのです。

原因をさぐるというよりも、私はこのことから3つのことを見直してみたいなあと思いました。

一つは、排便の習慣について見直してみたいなあということです。医学的には、朝してくることがいいそうですが、そうでなくても、いつも「この時間になったら排便する」といった生活リズムは大切なのではないかということです。体調は別に悪くないのに、学校でしたりしなかったり、といったことはリズムという面ではやはり問題なのかもしれません。ちなみにこのことは、学校で排便をしてはいけないということではありません。したりしなかったりが問題なのかもしれないということです。

生活リズムが確立されていないと体がすぐに疲れたり、常にだるかったり、そして集中力に欠けたりといったことがあるようで す。また、自律神経の発達は毎日の繰り返しが重要ですから、生活リズムが確立していなくて自律神経が発達してくれないと、いわゆる「キレる」子どもになってしまわないか心配です。

二つ目は学校の施設設備について見直してみたいなあということです。学校のトイレはほとんどが和式トイレです。つまり子どもたちは和式トイレの使い方になかなかなじめないのではないかということを考えてみたわけです。使い方に慣れていないので、流すという行為をついつい忘れてしまうのではないでしょうか。

昨年度の6年生で、家のトイレの種類を聞いてみたところ全員洋式トイレでした。そんな地域環境にありながらも、学校では洋式トイレが1〜2個しかありません。

三つ目は子どもの遊び環境について見直してみたいなあということです。最近の子どもの遊び要求はますます強くなってきているような気がします。子どもたちは休み時間になると遊びたくてしかたがありません。放課後の遊びは、約束(予約)が必要だったり、時間に制約があったりします。多くの友だちと予約無しに、同じ時間帯に…、しかも広い場所で遊べるのは学校での休み時間です。トイレの時間などもったいなくてしかたがないのかもしれません。急いですませてあわててとびだすといったこともあるのではないでしょうか。

トイレの話からどんどん遠ざかってしまいましたが、このことをきっかけにしていろいろ考えさせられた1日でした。

10/20火
●輪ゴム
アサガオの支柱を家に持って帰らせるのに、輪ゴムで止めさせました。ところが輪ゴムを何重にもしてきつくとめることができない子が多いのです。こういったことも大切な力だと思うのですが……。

●マメテスト
懇談会でもお知らせした通り、来週から漢字と計算のテストを毎週行います。以下の方法で行います。

 ○毎週水曜日に行います。
 ○当面は漢字のみ行います。
 ○問題は前の週に子どもたちにしらせておきます。
 ○家で自分のペースで練習しておくように子どもたちには話します。
 ○問題数は20問を標準に考えていますが、当面は10問で行います。
 ○90点までを合格。80点を残念賞とします。
 ○間違えた漢字は、その日に2行くらい練習することが宿題になります。

目的は、漢字を覚えることもありますが、一週間の見通しをもって自分のペースで学習してほしいことにあります。また、慣れてきたら、グループ学習などにも発展させていきたいとも考えています。(未定)

以上、ご理解いただければと思います。

10/21水
●えんぴつ対談
何年ぶりでしょう。鉛筆対談の指導をしてみました。この実践は、生活綴方の時からある実践です。とは言いつつも、深く研究したことはないのですが……。方法は簡単。

○二人に一枚、原稿用紙を配ります。
○原稿用紙に順番に会話を書いていきます。

まず練習を3分間。相手を変えて、本番を9分間やりました。9分という半端な時間になったのは、私は3分の砂時計を使っているからです。次のような対談が生まれました。

(1)
み:きょう、はれだったらいいね。
そ:そうだね。
み:あしたは、はれるかな。だいさんこうえんで、きのことりができるんだけどな。
そ:なんのこうえん?
み:あの、とんでんのさきの、レジデンスをまがって、またまがるんだよ。
そ:そんなこうえん、見たことないよ。
み:あるはずだよ。ちずのとおりいってごらん。
そ:あのちず…

(2)
は:げんきですか?
み:げんきです。
は:なんよう日、あそべますか?
み:月よう日と、木よう日です。
は:じゃあ、あそぼうよ。
み:いいよ。
は:ならいごとは、なんようび?
み:火よう日と、水よう日と、金よう日です。
は:わたしは、月よう日と水よう日があいてません。は:じゃんけんしよう。
み:うんいいよ。
は:さいしょは、グー、じゃんけんポン、パー。
み:まけちゃった。
は:イェー、ヤッター、かったよ。
み:ざんねんだなへー

てな感じです。

10/22木
●ほうせんかの実
国語で、ほうせんかの実についての勉強をしました。教科書によると、ほうせんかの実は『よくじゅくすとたてにさけてまるくなり』、『そのときたねがはじきとばされ』るそうです。

まず子どもたちは、種と実がごっちゃになっています。生活科で、あさがおで勉強したのですが、なかなか頭の中で結びつきません。そこで、種というのは実の中に入っているんだということをみんなで確認しました。

また、子どもたちは、『たてにさけてまるくなり』という意味がまったくわかりません。そこで、画用紙でモデルを作って教えました。

次に『はじきとぶ』という言葉がわかりません。飛ぶことと一緒になってしまっています。『はじきとぶ』ことと『とぶこと』の違いを体を使って勉強しました。

そしてここで本物のほうせんかの実の登場です。子どもたちがほうせんかの実をさわると、その瞬間にパンと軽い音をたてて、実がまるまります。そして小さな実がたくさんはじきとばされました。子どもたちはびっくりして、喜んで、感心していました。

●たんぽぽの実
続いて、たんぽぽの実についての勉強です。学校に来るときに、わたげを持ってくるように言ったのですが、あいにくその日は雨で誰も持ってくることができませんでした。そこでしかたなく、雨があがった校庭でみんなでみつけにいくことにしました。しかし、あめあがりの校庭です。なかなかみつからなくてこまりました。それでもなんとか縮まっているわたげをみつけてきました。教室にしばらくおいておくと開いてきたので、子どもたちが持ってきた虫眼鏡で観察しました。

●わたしはだれ?
えんぴつたいだんに続いては、「わたしはだれ」作文です。これはちょっとむずかしかったかな?みんなは、こたえをあててみてくださいね。

1)大きな口をあい(け)ています。
2)なん(に)かをいれます。
3)いれるものは、小さいものです。
4)小さいものは、なんでもいれます。
こたえ:(     )

1)みんなが、よーくつかいます。
2)あしが、4本あります。
3)いろんなものがはいっています。
4)いろんなものが、かけられます。
こたえ:(     )

10/23金
●研究授業
23日(金)の3校時は校内の研究授業の準備として、私が国語の授業をしました。1〜2年生の先生方が見に来てくれました。

私の教室はコの字の形になっています。それで、空いている真ん中の部分には、畳がしいてあります。今日はその畳に、授業で必要な資料や材料が広がっています。

この日は、いのこずちのみについての説明文の読み取りと、調べたことの発表です。本文は以下の通りです。

 いのこずちのみは、にんげんのようふくや けもののからだにくっつきます。そして、あちらこちらにはこばれます。
 おちたところで、中の たねがめを 出します。

今日の学習テーマは、『いのこずちのたねは、どうやってはこばれるのでしょう。』です。まず本文を読んで、自分の考えを書きます。その時、文だけでなくて、絵もかいていいことにしました。そして発表です。発表は、次の2本の柱で出てきました。つまり、

○にんげんのようふくやけもののからだにくっつきます。
○あちらにこちらにはこばれます。

次に、いのこずちの実は、どうして人間の服や獣の体にくっつくのか、そしてどのようにして運ばれていくのかを説明してもらいます。

畳の上にアトランダムに説明に必要と思われる物を置いておきました。犬のヌイグルミや、本物のいのこずち、絵に描いたいのこずちや実、なぜかボールがミットにくっつく遊び道具(笑い)、その他、植物に関する図鑑や絵本……、実物投影機という、最新機器も用意されています。(^^)

子どもたちはそれらを使って、どうしていのこずちの実がくっつくのかや、どのようにして運ばれて実がおちるのかなどを自分で工夫して説明します。

最後に、自分がいのこずちのたねになって「ふきだし」に運ばれていく時の様子や独り言を書きます。

とっても楽しく発表できていて、私自身も楽しい授業でした。

10/26月
●算数マンは10パワー
9+2のような計算の勉強をしました。導入として……、

シオチャンマン星に算数マンがいます。算数マンは、10パワーないと力が出ません。算数マンの胸にはパワーをはかる目盛りがついているのですが、いつもパワーがなくて困っています。いまも、9パワーしかありません。算数マンが力を発揮するためには、あと何パワー必要でしょうか?このパターンで、「今は7パワー、あと何パワー?」と繰り返し聞いていきました。

その後、9+2は、9に1をたして10、残りの1とで11、というふうに教えました。
 子どもたちは、算数マンのパワーを10にすることが大切であるということから、この計算方法がわかったようです。

最後にプリントをやってみたら、びっくりするほどみんなよくできていました。(^^)

10/27火
●避難訓練
今日は避難訓練でした。2Fの理科室から火事が起きたという設定で行われました。実際に消防署の人が来てくれて、テントをはって、その中にスモークをたいて、そこを通る体験学習もしました。視界がまったくないということを子どもたちは実感したようでした。

その後先生方が消火器を使う訓練をしました。以前の消火器に比べて最近の消火器は簡単に出るようになったなあと思いました。

10/30金
●まりつき
体育の時間に「まりつき」をしました。ボールの大きさは、ドッチボールの大きさです。

  #本当はもうひとまわり小さいのがいいのですが。

最初に右手で10回つきました。まずここで多くの子が苦労していました。次に左手で10回つきました。次に、使いやすい方の手でボールをつきながらその場でグルリとまわりました。最後に「アンタガタドコサ〜」で足の下をくぐらせるやつをやりました。4分の1の子が1回くらいならくぐらせることができました。「〜ヒゴサ!」まで続けられる子は、ほとんどいませんでした。

授業が終わってから何人かのこと、ドッチボールのキャッチボールをしました。両手で下から投げなさいと言ったのですが、3メートルの距離が届かない子もまだ何人かいます。私がそっと投げてあげても、逃げ出してしまう子も何人かいます。少しずつボールにも慣れてほしいなあと思っています。(^^)