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いまや公共機関や会社、そしてサークルや家族にいたるまで(最近では小学生の子どもまでもが)それぞれの目的をもってホームページを起ち上げる時代になってきています。 また、私たちの生活もホームページを利用していろいろな手続きをする場面が増えてきました。 そんな中、本市でも学校支援システムの構築により市内全学校がホームページを起ち上げることになりました。しかし、「どの学校も簡単にホームページが作れる」というふれこみで準備されたシステムであったはずなのですが、残念ながらなかなか足並みがそろわないのが現状です。ではなぜ、なかなか足並みがそろわないのでしょうか。 私は、その原因は、ほとんどの学校が(もちろん自分も含めて)「学校ホームページ」を作る意義が感じられず、その意欲がわかないからであると考えています。逆に言えば、どんなにいそがしくても、そして作り方が難しくても、ホームページを作る意義を感じて意欲がわけば、どの学校も時間をとって取り組むはずです。つまり、簡単に作れるから作るわけではないのです。 それではなぜ、学校ホームページを作る意義を感じることができず、意欲がわいてこないのでしょうか。私は以下の三点について考えてみました。 一つ目は、「誰を対象に、何を公開するべきなのかが明確にできない」ということです。 一つ目については、まず学校のホームページというのはいったい「誰が見ているのか」を考えながら「誰を対象に作るのか」を明らかにしていきたいと考えてみました。そしてその対象者がどのような情報をのぞんでいるのかをアンケートを元にして考え、そこから何をこそ公開すればよいのかを明らかにしていきたいと思います。 二つ目については、情報を公開することが、子どもたちへの指導や学校づくりにおいてどのような意味を持ってくるのかを考えてみたいと思います。 三つ目については、各学校が意欲的にホームページ作りに取り組むために、学校や市がどのような環境を保障していくべきなのかを考えてみたいと思います。 市内の学校がなかなかホームページを起ち上げられない現状の中で、一つの問題提起として受けとめ、引き続き教育委員会や各学校で検討を重ねていただければ幸いです。 |
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このエッセイは、平成15年度U市教育研究協力委員会議研究報告(平成16年2月)としての下書き原稿です。下書きであっても無断引用・転載を禁止させていただきます。 |